ディップ株式会社がスポットワーク市場に参入し、スポットのバイトサービス『スポットバイトル』を10月1日(火)より東京23区で開始。同日には都内某所でメディアを対象にした事業説明会が開催されました。
スポットバイトルの最大の特徴は、同社が独自開発した「Good Job ボーナス」機能。これは勤務終了後に事業主から「Good」評価を受けたワーカーに対して、ディップ社が時給に上乗せしたボーナスを支給するというもので、時給相場が低いといわれるスポットワーク求人市場を大きく変える可能性を秘めているサービスとして注目されています。
例えば、時給1,400円で5時間稼働、手数料30%で企業負担額の総計が9,100円だった場合、他社サービス(左)ではワーカーに7,000円のみが支払われるのに対し、スポットバイトルでは「Good」評価を受けたワーカーへ同社が手数料の中から時給総計の10%をボーナスとして支払われます。ボーナスはディップ社の収益である手数料から捻出されるので、企業負担額は変わらないのもポイントです。
スライドを交えて『スポットバイトル』の概要を紹介するディップ株式会社 代表取締役社⻑ 兼 CEOの冨⽥英揮さん。「当社がいただく⼿数料を時給に還元したい。このGood Job ボーナスは、dipのフィロソフィーである働く⼈のために考えたサービスです。このサービスを通して働く⼈の⽣活を少しでも改善し、それによって社会を改善していきたいと思っています。今後、このスポットバイトルを広め、1⼈でも多くの働く⼈たちに幸せを届けたい」と意気込みを語りました。
『スポットバイトル』の詳細を説明したディップ株式会社 執⾏役員 AI・DX事業本部⻑の藤原彰⼆さん。「当社にはナンバーワンのバイトルがあります。今⽇からスポットバイトルを始めることで、さらに多くのユーザーに寄り添って選択肢を提供できることになりました。今回のスポットバイトルのリリースを⽪切りに、従来の採⽤活動、働き⽅、オンラインサービスを随時アップデートしていきたいと考えています。⽬標としては、まず1年以内に⽉間の就業者数100万⼈、その後にはスポットワーク市場において、早期にナンバーワンとなることを⽬指します」と今後の展望と目標を語りました。
『スポットバイトル』を活⽤してスポットワークを探すシーンを想定したデモンストレーションも行われました。
多くのスポットワークサービスと同様、日付別に仕事が並ぶ『スポットバイトル』のTOPページ。ここから気になる仕事を選択します。
詳細画面で仕事内容を確認し、自分のスケジュールと条件が折り合えば、ここから申し込みできます。
事業主から「Good」評価を受けた場合に支払われる「Good Job ボーナス」の額も、詳細画面で確認できます。
「Good」評価が付かなかった場合、そのボーナス分の金額は事業主に戻されると説明された瞬間、「その戻される額を期待して「Good」評価しない事業主が大勢出てくるのでは?」と下世話な記者は勘繰ってしまいました。でも画面上に事業主のGoodの評価率が明示され、ワーカーはそれをエントリーするかどうかの判断材料にするという説明があり、それなら問題ないなと安心。だって「ここはGoodを押してくれないからエントリーしない」なんてことになると、せっかく求人を募っても誰も来てくれないことになりますものね。どちらにしても、この「Good Job ボーナス」は、ワーカーにとっては大きな福音であることには間違いありません。スキマ時間といえども、せっかく働くのなら自分を評価してボーナスを払ってくれるサービスを活用したいですね。