『抜け毛が多い犬』と暮らすときの注意点とは?必要なお手入れや対策まで

2024-10-02 17:00

『抜け毛が多い犬と暮らすときの注意点』についてまとめました。「抜け毛が多い犬」との暮らしは、想像以上に大変です。とくに換毛期のお手入れや抜け毛対策、日頃からできる清潔を保つ方法など解説します。

「抜け毛が多い犬」と暮らすときの注意点

ビーグル、手に抜け毛を持っている

犬の被毛には、「シングルコート」と「ダブルコート」があります。基本的には、『ダブルコートである犬は抜け毛が多い』とされています。

ダブルコートの被毛を持つ犬種には、柴犬・ポメラニアン・ゴールデンレトリバー・パグ・ダックスフンド・チワワなどがあります。

ダブルコートであると、換毛期に限らず、普段から抜け毛が多いと考えてよいと思います。我が家にはポメラニアンと柴犬風の雑種がいますが、換毛期は手に負えないほど抜け毛が多くなります。

このように、「抜け毛が多い犬」と暮らしていく中で、さまざまな工夫をこらして上手に生活していく必要があります。

そこで今回は、「抜け毛が多い犬」と暮らすときの注意点について解説します。

掃除の仕方を工夫する

抜け毛が多い犬と暮らすときの注意点は、掃除の仕方を工夫することです。

  • 2階の部屋を掃除した後、1階の部屋を掃除する
  • 家具の上を掃除した後、床の上を掃除する
  • 床を掃除するときは、中央から外に向かって掃除する
  • リビングや廊下から玄関まで、奥から手前に向かって掃除する

このようなことに注意しながら掃除をすることで、犬の抜け毛がスッキリ取り除かれます。

下から上に向かって掃除すると、せっかくキレイになった下に上の抜け毛が落ちてきます。ホコリも落ちてきます。それこそが、(さっき掃除したばっかりなのにな…)と感じる原因なのです。

同じ理由として、掃除を終えてから窓を開け、空気を入れ替えましょう。

ブラッシングの仕方を工夫する

床に伏せてブラッシングする犬

抜け毛が多い犬と暮らすときの注意点は、ブラッシングの仕方を工夫することです。

ブラッシングは、必ず自宅の室内で行います。ベランダや庭でブラッシングをすると、「抜け毛がうちの敷地内に飛んできた」と、ご近所迷惑になってしまうことがあります。

風で抜け毛が舞ってしまわないよう、窓を閉めて、扇風機を止めて、エアコンの風が当たらない場所でブラッシングします。

換毛期は、抜け毛と一緒に古くなった角質も取れます。細かくサラサラとしたフケが出ます。健康なフケなので心配はいりませんが、窓を開けていると、風で部屋中に舞ってしまうことがあります。

犬のフケにはアレルゲンが含まれているため、飼い主や家族の健康にも害を及ぼすことがあります。

ブラッシングをしながら皮膚の健康状態をチェックし、大粒でベタベタとしたフケは出ていないか、皮膚に赤みや湿疹はないかなど見てあげましょう。

ケージやベッドのお手入れの仕方を工夫すること

抜け毛が多い犬と暮らすときの注意点は、ケージやベッドのお手入れの仕方を工夫することです。

ケージやベッドには、犬の抜け毛やフケがたまります。お掃除が得意な飼い主にとっては何てことのないお手入れも、苦手な飼い主にとっては(毎日お手入れするのは面倒…)と感じられてしまうことがあるのではないでしょうか。

ケージやベッドのお手入れをサボっていると、不衛生になります。抜け毛・フケ・ホコリ・湿気が絡み合い、ベタベタとした塊になってこびりつくことがあります。異臭の原因にもなります。

清潔を保つためのお手入れとして、ケージにもベッドにも1日1回、掃除機をかけるのがベストです。週1回、月1回くらいは、ケージの拭き掃除または丸洗いもしてあげたいですよね。

持っておくと便利なのが、充電式のハンディークリーナーです。ケージの横に置いておくだけで、(キレイにしてあげなきゃ)という気持ちになれます。

ベッドを洗濯すると、形が崩れてしまい、寝心地が悪くなってしまうことがあります。洗濯機でも手洗いでも洗ったことがありますが、どちらも形が崩れてしまいました。

洗ってお手入れしたい場合には、洗えるベッド・洗えるクッションを買ってあげるとよいと思います。

まとめ

抜け毛だらけのソファー、ジャックラッセルテリア

今回は、「抜け毛が多い犬」と暮らすときの注意点を解説しました。

これまで私が暮らした犬は、みんな抜け毛が多い犬種でした。掃除機のダストボックスはすぐいっぱいになりますし、コロコロの粘着テープの消耗も激しいです。

抜け毛の少ない犬種と暮らしたことがないので、どれだけ大変なのかはよく分かりませんが、換毛期のお掃除は諦めモードになってしまうことがあります。

少し工夫するだけで、清潔を保ちやすくなりますし、お掃除やお手入れも楽になります。犬も人も快適に安全に暮らせる環境づくりができるといいですね。

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