マスカット(オマーン), 2024年10月9日 /PRNewswire/ -- オマーンの政府系投資ファンドであるOman Investment Authority(オマーン投資庁、英文略称OIA)は、自身が100%所有するOQグループの子会社であるOQ Exploration & Productionの株式25%の新規株式公開(IPO)を発表しました。今回のIPOは、マスカット証券取引所におけるオマーン史上最大のものとなります。
売りに出される株式総数のうち、60%はオマーン国内外の機関投資家に割り当てられ、40%は個人投資家に提供されます。
シャリア(イスラム法)に準拠したこのIPOは、2022年半ばに発表されたOIAのより広範なダイベストメント戦略の一環です。そのとき以来、OIAは2022年から2023年の間に12件の投資から撤退し、25億米ドル以上の利益を生み出しました。これらのダイベストメントには、各種セクターの9件の私募と、The Pearl REIF、Abraj Energy Services、OQ Gas Networksを含むマスカット証券取引所での3件のIPOが含まれています。いずれも、大幅な応募超過となり、投資家の強い信頼がうかがえます。
OIAのアプローチは、厳選された子会社の投資から撤退し、それらを公開株式会社に転換するか、これらの子会社の株式を戦略的投資家に直接売却することに重点を置いています。この戦略の目的は、オマーン経済を刺激し、マスカット証券取引所を活性化させ、それによってオマーンを新興市場の地位に引き上げることです。OIAは、政府所有の資産を公開することにより、ガバナンス、透明性、および世界的なベスト・プラクティスの採用を強化しようと考えています。この政策は、オマーン経済の多様化の取り組みに不可欠であり、経済の推進において民間部門が主導的な役割を果たせるようにすることを目指しています。また、この取り組みは、国民や居住者にとって有益な投資機会を創出し、質の高い外国投資を誘致することにもつながります。
OIAは、強固な制度的枠組みを確立することを目指しながら、世界経済の変化に応じて絶えず進化しており、2025年から2029年までの今後5年間の投資撤退戦略を刷新しました。また、ダイベストメント業務の効率的な管理を確実にするために、OIAは子会社内に運営委員会を設立しました。この計画には、エネルギー、物流、公共事業、インフラなどの分野での株式公開、水産養殖、農業、鉱業などの分野での戦略的投資家への直接販売を通じて売却される約30件の投資が含まれています。
30か国以上に投資を行うOIAは、急速に変化する世界経済情勢の最前線に立ち、オマーンの国家経済を強化し、同国の国際競争力を高めることを目指しています。OIAは、先覚的な経済政策を採用することで、オマーンのビジョン2040の趣旨に沿った新たな投資機会を開拓しています。ビジョン2040の目的は、経済の多様化を促進し、外国からの直接投資を誘致し、地元企業とのパートナーシップを促進して、オマーン国に持続可能な経済的繁栄をもたらすことです。
詳細については、Fahad Al Toubi(広報担当シニア・スペシャリスト)までお問い合わせください
電話番号:(+968) 24745781
メール:Fahad.AlToubi@oia.gov.om
ウェブサイト:www.oia.gov.om
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