猫にとって『アサガオ』が危険な理由2つ 起こりうるトラブルや適切な対処法まで
夏の風物詩として親しまれるアサガオですが、猫にとっては思わぬ危険性をはらんでいます。身近な植物だからこそ見落としがちな危険性と、愛猫を守るために知っておきたいリスクや対処法を解説します。
アサガオが危険な理由

1.強い毒性がある
アサガオの種には「ファルビチン(pharbitin)」という成分が含まれています。この成分は、消化管を刺激する作用があり、猫が食べると腹痛や下痢、嘔吐、ふらつきなどの体調不良を起こす可能性があります。
アサガオは、種ができると自然に落ちるため、ピークとなる10月~11月ごろは、地面に落ちた種を猫が誤って口にしないよう、特に注意しましょう。
2.誤食・ケガ
アサガオは、ツルが細長く、花びらや葉がヒラヒラしているため、猫の狩猟本能を刺激します。
おもちゃ代わりに遊んでいるうちに、ツルや花、葉を誤飲して開腹手術が必要になったり、鉢が倒れて下敷きになったり、割れた鉢の破片でケガをしたりする恐れがあります。
起こりうるトラブルと対処法

猫がアサガオを食べてしまった場合、以下のような症状がみられることがあります。
- 嘔吐
- 腹痛
- 下痢
- よだれが増える
- 食欲低下
- 元気消失
- ふらつき
- 神経症状
- 呼吸困難 など
アサガオを誤食した、誤食したかもしれないときは、自己判断で無理に吐かせることは控えましょう。
いつ・どのくらいの量を食べたのかを確認し、アサガオの写真や現物を準備した上で、動物病院を受診してください。症状がない場合も、獣医師に相談することをおすすめします。
食べた量や時間にもよりますが、動物病院では、吐かせるために催吐剤の投与やすこしでも吸収を刺せないように胃の洗浄といった治療が行われることが一般的です。
猫がうっかり口にしたり、遊んだりすることを避けるために、アサガオは猫が立ち入れない場所で育てる、落ちた種はこまめに片付けるといったことを徹底しましょう。
切り花を飾るときでも、猫が近づけない場所に花瓶を置くなど、環境を整えることがトラブルを避ける最も効果的な方法です。
まとめ

アサガオは身近な植物ですが、猫にとっては「安全な花」とは言い切れません。
特に種子には注意が必要で、嘔吐や下痢などの中毒症状を引き起こす成分が含まれています。また、ツルや花でも誤食やケガの原因になる可能性があります。
アサガオを育てたり飾ったりする場合は、猫が近づけない場所に置くなどの対策を取った上で、誤食が疑われる場合には早めに動物病院へ連れていきましょう。
猫は私たちが想像する以上に好奇心が旺盛で、思いがけない行動を取ることがあります。「うちの子は大丈夫」と過信せず、愛猫が安心して暮らせる環境づくりを心がけましょう。
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