世界中で親しまれているアニメには、犬が主役や印象的な役柄として登場するアニメも少なくありません。皆さんが一度は見た・聞いたことがあるアニメのモデルとなっている犬種をご紹介します。犬種の特徴や人気の理由もあわせてご覧ください。
「アニメに登場する犬」の種類
犬がメインキャラクターもしくは印象的な役柄として登場するアニメと聞いて、何を思い浮かべますか?ここでは、有名アニメに登場する犬たちの犬種の特徴、人気の理由などを徹底解説します!
1.『ピーナッツ』のスヌーピー
『ピーナッツ』に登場する「スヌーピー」は、世界で一番有名な犬のキャラクターといっても過言ではないほど広く認知されています。そんなスヌーピーのモデルとなったのは「ビーグル」という犬種です。
大きなたれ耳と陽気でユーモアたっぷりの振る舞いはアニメのキャラクターと同様、実際のビーグルにもよく当てはまる特徴です。誰とでもフレンドリーで仲良くなれる快活さが長らく人気を保っている理由でしょう。
元々は猟犬として活躍していたため、比較的小柄な体格ながら相応の運動量が必要です。しっかりストレスを発散させて吠え癖などの問題行動を誘発しないような飼育が求められます。
2.『アルプスの少女ハイジ』のヨーゼフ
みなさんも一度は見たことがあるであろう、名作アニメが『アルプスの少女ハイジ』です。
主人公ハイジのおじいさんが飼っている犬として登場する「ヨーゼフ」は、大きな体でのんびり優しい様子がとても印象的でした。(こんな犬と暮らしたい…!)と犬好きさんならそう思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
そんなヨーゼフのモデル犬種が「セント・バーナード」です。山岳救助犬として活躍した歴史から我慢強く飼い主に従順です。超大型犬のため、密集した住宅事情での飼育は難しいですが、適切な飼育環境では温和で子ども好きな良いパートナーとなり得るでしょう。
3.『フランダースの犬』のパトラッシュ
こちらも世界的に有名な名作アニメ『フランダースの犬』に登場する「パトラッシュ」です。日本版ではセント・バーナードに似た外見ですが、実際のモデル犬は「ブービエ・デ・フランダース」という犬種です。
犬の血統登録を行っているJKC(ジャパンケネルクラブ)の2023年登録頭数によると、ブービエ・デ・フランダースはわずか5頭しか登録されていません。日本では非常に珍しい犬種ですね。
全身がもじゃもじゃとした毛で覆われた特徴的な外見と、飼い主さんと家族には忠実でやさしく、温和な性格が魅力です。
4.『わんわん物語』のレディ
アニメ「わんわん物語」には多くの犬が登場しますが、中でも主人公の「レディ」は『アメリカン・コッカー・スパニエル』という犬種がモデルです。お嬢様犬を象徴するような優雅な見た目と可愛らしい性格が印象的です。
アメリカでは「メリー・コッカー(陽気なコッカー)」と呼ばれるほど、初対面の人や犬とも友好的に接することのできる人懐っこい性格が愛される理由です。
エレガントな外見ですが骨格は筋肉質で相応の運動が必要となります。また、美しい被毛を保つためにこまめなブラッシングなど日々のケアも必須です。
5.『101匹わんちゃん』のポンゴ
「101匹わんちゃん」には多くの『ダルメシアン』が登場します。メインキャラクターとしては赤い首輪の雄犬「ポンゴ」が有名でしょう。誰もが知っている犬種ながら日本ではあまり見かけることのない大型犬です。
ダルメシアンといえば、白地に黒の斑点が入ったおしゃれな水玉模様の被毛が最大の特徴です。生まれたときの毛色は真っ白ですが徐々に斑点があらわれてきます。
元気いっぱいで明るい性格ですが、家族以外の人には警戒心が強く慎重です。馬車の伴走犬として活躍していたため並外れた持久力があります。飼い主さんのそばにいるのが大好きな犬種なので、一緒にドッグスポーツができると良いですね。
6.『名犬ラッシー』のラッシー
『名犬ラッシー』に登場するモデル犬は「ラフ・コリー」という犬種です。その容姿からシェットランド・シープ・ドッグ、いわゆる「シェルティ」だと勘違いされている方もいるかもしれませんが、シェルティより体の大きなコリー種です。
美しい被毛と鼻筋の通った端正な顔立ちが特徴のラフ・コリーは、牧羊犬としての従順さと親しみやすい性格が人気の犬種です。
その賢さゆえ甘やかしたり指示に一貫性がないと、言うことを聞かなくなることも。幼少期からしっかりとしたしつけが必要です。
まとめ
今回は、犬が登場する「アニメに登場する犬」の種類をご紹介しました。
昨今のアニメブームにより、国内でも犬などの動物をメインキャラクターとしたアニメが多数放送されています。
アニメキャラと実際の犬種の特徴を比べてみるのも面白いですよ。ぜひお気に入りのアニメに登場する犬の種類について調べてみてくださいね。
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