■FIFAワールドカップ2026アジア最終予選グループC 日本-サウジアラビア(日本時間11日、サウジアラビア・ジッダ)
日本代表(FIFAランキング16位)は敵地でサウジアラビア代表(同56位)と対戦し、2-0で勝利した。これで日本は3連勝で勝ち点を「9」に伸ばしグループC首位をキープして、15日にはホーム・埼玉スタジアムでオーストラリアと対決する。
日本は前半、鎌田大地(28)の先制ゴールで1-0とリードして折り返すと、後半には途中出場の2人、伊東純也(31)のコーナーキックに小川航基(27)が頭で合わせて2点目を奪い、日本がそのまま逃げ切った。
サウジアラビアとの対戦成績は、日本の10勝1分け5敗。ただし敵地に限ると、3戦全敗で全て0-1で敗れている。そんな鬼門とも言える戦いでの日本の先発は、GKに鈴木彩艶(22)、DFには板倉滉(27)、町田浩樹(27)、谷口彰悟(33)の3人。MFに、遠藤航(31)、守田英正(29)、堂安律(26)、南野拓実(29)、三笘薫(27)、鎌田。FWには上田綺世(26)が入り、2戦目のバーレーン戦と同じ布陣で臨んだ。
試合序盤は、両チーム互いに固い守備を見せ得点を許さない。均衡が破れたのは前半14分、日本は敵陣右サイドから堂安がゴール前へクロスを放り込むと、逆サイドの三笘がダイレクトで中へ折り返す。ペナルティエリア内にいた守田が頭で落とした所に鎌田が走り込み、左足を合わせると、ボールはゴールに吸い込まれ日本が1点を先制する。
28分には、自陣ゴール前でサウジアラビアに再三に渡りシュートを打たれるが、DF陣が一体となってゴールを守る。42分にも速攻から、ゴール前で強烈なシュートを許すが、GK鈴木が横っ飛びから右手一本で防ぎゴールを死守。高い集中力を保ち試合をコントロールした日本は、1-0とリードのまま折り返す。
後半、南野に代わって伊東純也(31)が入ると、敵陣右サイドで縦に仕掛けてDFを抜き去り、グラウンダーのクロスを入れるなどチャンスメイク。16分には自陣で守田がボールを奪うと、そこからカウンターに移り最後は上田がシュートと、いい形を作る日本。
そして迎えた36分、伊東のコーナーキックに途中出場の小川航基(27)がゴール前に飛び込み、強烈なヘディングシュート。ボールはゴールネットを揺らし、日本が待望の2点目を奪う。7分のアディショナルタイム、サウジアラビアの攻撃を凌いだ日本が2-0のまま逃げ切り勝利を飾った。
グループCの森保ジャパンは9月5日に行われた最終予選の初戦・中国戦に7-0で大勝し、11日、2戦目のバーレーンにも5-0と圧勝し、ここまで2連勝で首位をキープしている。
最終予選は2次予選を突破した18チームが、6チームずつ3組に分かれて、ホーム&アウェーの総当たりで対戦。各グループの上位2チーム、合計6チームが、FIFAワールドカップ2026への出場が確定する。各組3位、4位はアジアプレーオフに進む。
【試合日程】
9月5日 日本 7-0 中国 @埼玉スタジアム2002
9月11日 日本 5-0 バーレーン @バーレーン
10月11日 日本 2-0 サウジアラビア @ジッダ・サウジアラビア
10月15日 日本 VS オーストラリア @埼玉スタジアム2002