犬にとって『マダニ』の危険性はどのくらい?命を脅かす病気や感染症、適切な予防方法まで解説

2024-10-13 11:00

身近な害虫のひとつである「マダニ」は、犬にとっても様々な悪影響を及ぼす存在です。マダニの危険性や適切な予防・対処法を知り、大切な愛犬を守りましょう。

「マダニ」による感染症や悪影響

ダニがついている犬の皮膚

マダニは吸血性の害虫で、様々な動物に寄生することが知られています。

そこで今回は、マダニが犬に及ぼす悪影響や引き起こす感染症について解説します。

発赤

マダニが口器を皮膚に刺すとき、麻酔のような物質が分泌されるため、犬が痛みを感じることはほとんどなく、刺されたり吸血されたりすることに気づくことはないでしょう。

また、口器が抜けないようにセメント状の物質を出すことで、犬が動き回ってもしっかりと固定した状態で吸血します。マダニが満腹になると自ら離れます。

こうして刺されて吸血された部分の皮膚は、赤くなったり腫れてしまったりします。しこりのようになったり、マダニが出した物質へのアレルギー反応があらわれて皮膚炎が引き起こされたりすることもあります。

貧血

マダニは寄生した動物の血を吸う害虫で、吸血前は約3mmの小さな体ですが吸血後は約1cmほどに膨らんで非常に大きくなります。

それほどの吸血量のため、長期間に渡って寄生され続けたり、大量のマダニに寄生されたりすると貧血に陥ることもあるとされています。

感染症

マダニは吸血するだけでなく、様々なウイルスや原虫の媒介者となることもあります。病気にかかっている動物の血を吸った後に、別の動物に寄生したとき、その病気を移してしまうこともあるのです。

マダニによって媒介される感染症はいくつもあり、なかでも「バベシア症」には注意が必要です。バベシア症は、犬の赤血球に原虫と呼ばれる寄生虫が入り込み、赤血球を破壊しながら増殖し続けます。

その結果、食欲不振や元気消失、発熱から始まり、重度の貧血や脾臓の腫大、肝臓や腎臓の機能障害などを引き起こします。特効薬がないため、抗菌薬などで薬物療法をおこないつつ犬自身の体力や免疫力による回復を待つ必要があります。

そのほかにも、「ライム病」や「Q熱」「日本紅斑熱」「ダニ媒介性脳炎」「SFTS(重症熱性血小板減少症)」といった感染症の心配があり、最悪の場合死に至る可能性もあるので、できるだけ早い対処が必要です。

愛犬にできる適切な「マダニ」の予防対策

シャンプーされている犬

では、「マダニ」の悪影響を受けないために、愛犬にどのような予防対策を施すべきなのでしょうか。

草むらを歩かない

マダニは常に動物の体で生活するのではなく、基本的に草むらで活動しています。吸血をするために動物の体に寄生しますが、それが終われば草むらに戻り脱皮や産卵などをおこないます。

そのため、犬を草むらに近づかせないことも、マダニ対策として有効です。

マダニは山や森などに多いとされていますが、都会の片隅にある草むらなどにも生息しているので注意しましょう。

洋服を着せる

マダニ対策として草むらを歩かせないことは大切ですが、豊かな自然の中で犬と一緒に遊ぶことを楽しみにしている飼い主さんもいると思います。実際、そのような場所で走りまわる犬は、非常にいい表情を見せてくれるものですよね。

散歩や外遊びで少しでもマダニの寄生を防ぐためには、洋服を着せるのも効果的です。

特に、足先まである長袖タイプのものや伸縮性があり犬の体にぴったりとつくようなもの、つるつるした素材で虫がつきにくいものなどがおすすめです。

洋服は家の中と外で使い分けるようにして、外で着せたものは帰宅時すぐに脱がすようにしましょう。

ブラッシングやシャンプーをする

犬の体にマダニがつくのは、散歩やお出かけのときがほとんどです。

マダニが体についてから、毛の中に潜り込んで皮膚に到達し、吸血を始めるまでには少し時間がかかるので、帰宅後すぐにブラッシングや皮膚のチェックをおこなうとマダニの吸血を防げる可能性があります。

また、長期間マダニが寄生しないように、3~4週間に一度はシャンプーをおこない、被毛や皮膚を清潔に保つことも大切です。

駆除薬を処方してもらう

マダニ対策として最も有効なのが、動物病院で駆除薬を処方してもらうことです。

皮膚への滴下または経口で、月1回を目安に駆除薬を投与することで、マダニの寄生や感染症の罹患を予防できます。

様々なタイプの薬があるため、犬の体質や体調を考慮して、安全に利用ができるようしっかりと相談しましょう。

また、マダニ予防効果があるとされる首輪や滴下剤なども市販されていますが、効果は十分ではない場合もありますので、獣医師とよく相談して薬を使用するようにしてください。

愛犬が「マダニ」に噛まれたときの対処法

首元を診察されている犬

予防や対策をしていても、外遊びをする犬の場合、どうしても体にマダニがついてしまうことがあります。

愛犬の体にマダニがついていることに気がついたとき、そのまま引っ張って取ろうとするのはNGです。

前述したように、マダニは口器が抜けないように、セメント様物質を分泌して犬の体に固定します。そのため、マダニの体を引っ張って取ろうとすると、マダニの頭部分が犬の皮膚に刺さったまま残ってしまうのです。

そのままにすると、皮膚に傷がついて炎症を引き起こしたり化膿したりするので、放置してはいけません。また、体を引っ張ったときに潰してしまい、犬の血中にマダニの体液が逆流してしまう危険性もあります。

マダニを取るときは、専用の器具を使って除去したり、獣医師に処置してもらったりする必要があります。

状況によっては皮膚切開や薬物投与などが必要な場合もあるので、決して無理に取ろうとせずに動物病院で相談してください。

まとめ

草むらの犬

散歩やアウトドアなどを楽しんでいる犬と飼い主さんにとって、マダニによる被害は非常に身近な問題です。

皮膚トラブルや感染症を引き起こす可能性があるため、マダニの吸血や寄生をできるだけ防げるように、日頃から予防・対策をしっかりとおこないましょう。

関連記事

赤ちゃん犬のことがどうしても心配な犬…見守る姿が『ストーカー』のようだと50万再生「優しいお兄ちゃん」「あまりにも可愛い」と絶賛
『あの…記念撮影中なんですが…』犬と一緒に写真を撮ろうとした結果…ツッコミどころ満載な光景が100万表示「自由すぎる」「凄いジャンプw」
犬が『赤ちゃんにおもちゃを取られそうになった』結果…予想外の『意外な反応』が57万4000再生「優しい光景」「情が厚くて可愛い」
犬が目を合わせない行動には理由があった!目をそらす3つの意味
夫が妻に触っただけなのに、愛犬が…予想外すぎる『まさかの反応』が面白いと34万再生「徹底的な阻止で笑った」「必死すぎるの草」と大爆笑

  1. 【速報】北海道・三陸沖後発地震注意情報の発表基準満たさず 「地震発生から1週間程度は最大震度6強程度の地震に注意を」 気象庁
  2. 【 ごみ清掃芸人 】「可燃ごみの3分の1がお宝」紙とプラの分別を呼びかけ 【マシンガンズ滝沢】
  3. 青森で最大震度6強の地震 マグニチュードは暫定値で7.2、震源の深さは44キロ 気象庁が情報更新
  4. 【 ALS闘病 】声優・津久井教生さん 「ボケボケ」をユーモア交え告白 「刺激が少ないのは脳には良くないのは分かっているので刺激を求めています」【ニャンちゅう】
  5. 愛猫を亡くしたことによる『ペットロス』で表れる症状5つ 辛いお別れから立ち直るための対処法も
  6. 犬に『散歩が楽しい』と思ってもらう方法5つ コース選びのポイントや今日からできる工夫まで
  7. 香港の民主派書店の店主ら逮捕 扇動的意図の出版物販売の疑い
  8. トヨタ自動車 岩手・宮城の工場は通常稼働 仕入れ先への地震の影響は確認中【青森で最大震度6強の地震】
  9. 大谷翔平は6回3失点で8勝目権利 二刀流で160km超え連発の粘投 捕逸から一時勝ち越しも許すも、自身に援護タイムリー
  10. 高齢運転者の「運転技能検査」見直し検討 合格者でも事故件数多く 警察庁
  1. 【速報】青森県で最大震度6強の強い地震
  2. 青森県で最大震度6強の強い地震 青森県・階上町
  3. 【速報】「北海道・三陸沖後発地震注意情報」発表基準を満たすか気象庁が評価開始 午前7時半岩手県沖でM6.9の地震
  4. 【速報】官邸対策室を設置 青森で震度6強を受け
  5. 【速報】青森・八戸市で「エレベーターに人が閉じ込められている」「住宅の灯油タンクが倒れて油が漏れた」119番通報【青森で最大震度6強の地震】
  6. 【運転見合わせ】JR東日本 東北本線、大船渡線、大湊線、釜石線、八戸線、花輪線、山田線 再開見込み立たず【青森で最大震度6強の地震】
  7. 【青森で最大震度6強の地震】地震発生時の岩手・盛岡市、大船渡市の様子
  8. 【速報】高市総理が被害状況の把握など関係省庁に3点の総理指示 青森県で最大震度6強の地震
  9. 【青森で最大震度6強の地震】「北海道・三陸沖後発地震注意情報」発表基準を満たすか気象庁が評価開始、TBS本杉記者「モーメントマグニチュードの精査に入っている」
  10. 【青森で震度6強】地震発生時の青森・八戸市、岩手・盛岡市などの様子
  11. 青森県八戸市・階上町の被害状況(午前9時現在)【青森で最大震度6強の地震】
  12. 【速報】高市総理「同程度の地震に注意を」住民らに呼びかけ 青森県で最大震度6強の地震