犬が原因で火事が起きる5つの原因とは 飼い主が注意すべきポイントをご紹介

2024-10-15 11:00

飼い主さんが家を空ける時の心配事の一つに、愛犬のいたずらで起こるかもしれない火事があるのではないでしょうか。近隣に迷惑をかけてしまったり、愛犬が火傷を負ったりするかもしれません。場合によっては、命に関わることもあり得ます。犬が起こしてしまう可能性のある火事の原因や、飼い主さんが注意すべきポイントをご紹介します。

ペットによる火災事故

ストーブで温まる犬

経済産業省が所管する独立行政法人で、さまざまな分野の工業製品に対する技術や安全性の評価、情報の収集・提供を行なっている、製品評価技術基盤機構(NITE)という機関があります。

そのNITEが、2024年3月28日に「ペットによる火災事故」に関して、注意喚起を行いました。

これによると、2013年から2022年までの10年間でNITEに通知された製品事故の内、ペットによる事故の発生は61件で、内9割を占める54件が火災に至っているということです。

54件の火災事故の内、猫によるものが32件、犬によるものが13件、犬と猫によるものが3件、その他または不明が6件となっています。

高い場所に上れる猫の件数が多いものの、犬による事故も多く、愛犬の命を守るためにも普段の対策が欠かせないことが分かります。

犬が起こす可能性のある火事の原因

立ってキッチン台を覗く犬

1.ガスコンロのスイッチ押下

ガスコンロは高い場所にあるため、犬の飼い主さんはあまり意識していないかもしれません。

しかし犬によるガスコンロの火災は6件発生しており、犬による火災発生の最多原因となっています。

ガスコンロの上に興味を引く物があると犬は後ろ足で立ち上がり、スイッチを押してしまうことがあるため危険です。

またコンロの発火は大きな事故につながりやすく、ペットの死亡(2件)、飼い主さんの負傷(1件)の他、広範囲に及ぶ被害は22件も発生しています。

2.配線器具への噛みつき

電気製品の電源コード、延長コード、テーブルタップなどは床の上を這わせている場合が多く、犬による事故が起きやすいことは想像に難くありません。

実際、犬による火災が2件、犬と猫による火災が1件報告されています。

特に好奇心旺盛な子犬や歯が抜け替わる時期の子犬は、なんでもすぐに噛んでしまうことがあるため、特段の注意が必要です。

3.ストーブの転倒等

石油、ガス、電気などのストーブによる事故も、犬で1件、犬と猫で1件報告されています。

ストーブをつけているのは飼い主さんの在宅時がほとんどなので、火災になる前に食い止められているのかもしれません。

愛犬が可燃性のものをストーブに近づけ過ぎて引火したり、ストーブそのものを倒したりといった事故が挙げられます。

4.リチウムイオンバッテリー内蔵製品への噛みつき

NITEの報告では、リチウムイオンバッテリーを搭載した製品を噛むという事故も報告されています。

犬がモバイルWi-Fiルーターを噛み、それが原因で発火し、製品と床面が焦げたという事例が紹介されています。

製品が噛まれて変形し、ショートしたことが原因です。充電したスマホを置きっぱなしにするなども身近な事故原因になるため、注意が必要です。

5.電気製品への排尿

犬が床に置いてあった電気製品に排尿したことが原因の事故も多く、火災に至らなかったものも含めて4件が報告されています。

電気製品にかけられた尿が内部の基盤に付着すると、配線間で微小な火花放電が起こり、絶縁体が炭化します。これが繰り返されると炭化された部分がつながってショートし、発火するのです。

1度や2度の粗相では起きないかもしれませんが、犬は1度排尿をすると残っているニオイでその場所をトイレと認識してしまい排尿を繰り返すようになりますので、必ず対策が必要です。

愛犬に火事を起こさせないために注意すべきポイント

犬に齧られた携帯電話とリモコン

ガスコンロ

調理中以外はガスの元栓を閉める、IHコンロなどの電気製品は主電源を落とす、スイッチのロック機能がついている場合は必ずロックをかけるといった対策を習慣化しましょう。

また、コンロの周辺には犬の興味を引くようなものや可燃物を置きっぱなしにしない、愛犬がキッチンに入れないように柵を設置するといった対策もおすすめです。

配線器具

配線はできるだけばらけないようにまとめてコードカバーやコンセントカバーを利用する、使用していない電気製品はコードを抜いて手の届かない場所に片付けるといった対策を行いましょう。

ストーブ

ストーブを使用する時は、目を離さないのが大原則です。その上で、ストーブの周囲に侵入防止柵を設置して近寄れないようにするのも有効な対策です。

また飼い主さんの外出時は、ストーブを犬の手が届かない場所へ移動して、触れないようにしましょう。

リチウムイオンバッテリー内蔵製品

常設する製品は、犬の手が届かない場所に設置しましょう。また、充電中および充電後のスマホ等も、犬の手が届かない場所に置きましょう。

愛犬が自由に寝室に入れるようにしている場合、枕元にスマホを置いて就寝するのも危険です。

電気製品への排尿

まだトイレトレーニング中の子犬の場合、いろいろな場所で粗相をしてしまうことがあると思います。粗相した場所は必ずきれいに掃除し、しっかりと消臭してニオイを消しましょう。

また、愛犬のトイレの近くには電気製品を設置しないようにしましょう。

飼い主さん不在時の行動制限

飼い主さんの留守中は、愛犬をケージで過ごさせる、侵入防止柵等で危険な場所には入れないようにするといった、行動制限を行うことをおすすめします。

狭い場所に閉じ込めるのはかわいそうだと思うかもしれませんが、犬はケージの中で落ち着いて過ごすことができますし、何より愛犬の命を守るために必要なことです。

まとめ

消防士に救われた犬

愛犬の思いもよらない行動から、火災という命にも関わるような大きな事故につながることがあります。

飼い主さんが見ている時にはおとなしくて良い子でも、留守中には何が起こるか分かりません。また、犬には自分の行動が火事を引き起こす危険性を秘めていることを理解することはできません。

飼い主さんが普段から配慮をし、対策となる行動を習慣化することで、愛犬の大切な命を守りましょう。

関連記事

犬は再会を毎回喜んでくれている!きちんと触れて応えてあげよう
愛犬を長生きさせる10の秘訣!
犬が鼻先をつけてくるときの心理
犬が布団に入りたがる5つの理由
愛犬がわがままになる4つの甘やかし行為

  1. 過去に死亡事故の男が保釈中に窃盗か 男(23)ら2人逮捕 2023年に時速160キロでバイクに追突 栃木・足利市でスニーカーなど盗んだか
  2. 【 木村カエラ 】デビュー22周年「今になって、デビュー当時の自分へ、感覚が戻ってきているような気がしています」「やりたいと思ったことを、全力でやってみたい」
  3. 米イラン実務者協議は「30日にスイスで開催」 ルビオ国務長官が見通し示す トランプ大統領は「アメリカ側が主導権握っている」と主張
  4. “ゼリーのような食感”『紅プリンセス』の苗木が中国に流出?愛媛の農家「かなりの脅威」国産ブランド果物を守るには【ひるおび】
  5. なぜ今回の地震では発表なし?「北海道・三陸沖後発地震注意情報」とは?気象担当記者が解説 もしもの備え再確認を【青森で最大震度6強の地震】
  6. 【狙われるロシア】ウクライナがモスクワに“最大規模”攻撃 石油関連施設に攻撃で“ガソリン不足”加速…「厭戦機運」をロシアで高める狙いも?【news23】
  7. 【 FUJIWARA・藤本敏史 】長女とディズニーデート「大きなったでほんま」 “スタイル抜群 長女”に反響続々「モデル顔負け」
  8. 東北新幹線の一部区間で運転見合わせ 設備点検続く 再開は午後1時ごろの見込み 青森で震度6強
  9. 南アフリカ史上初の決勝T進出!均衡を破った先制弾が決勝弾に “逆転”2位通過、韓国は3位転落で自力決勝T進出は消滅【W杯】
  10. 政府が青森県庁に内閣府調査チームの派遣 木原官房長官は災害時の“デマ”にも注意喚起
  1. 【青森で震度6強】地震発生時の青森・八戸市、岩手・盛岡市などの様子
  2. 【青森で最大震度6強の地震】地震発生時の岩手・盛岡市、大船渡市の様子
  3. 【速報】青森・八戸市で「エレベーターに人が閉じ込められている」「住宅の灯油タンクが倒れて油が漏れた」119番通報【青森で最大震度6強の地震】
  4. 青森県八戸市・階上町の被害状況(午前9時現在)【青森で最大震度6強の地震】
  5. 【青森で最大震度6強の地震】「北海道・三陸沖後発地震注意情報」発表基準を満たすか気象庁が評価開始、TBS本杉記者「モーメントマグニチュードの精査に入っている」
  6. 【運転見合わせ】JR東日本 東北本線、大船渡線、大湊線、釜石線、八戸線、花輪線、山田線 再開見込み立たず【青森で最大震度6強の地震】
  7. 【速報】青森県で最大震度6強の強い地震
  8. 千葉・松戸市の踏切内でレール交換作業中に飲酒運転の車にはねられ男性1人が死亡2人けが フィリピン国籍の男(19)を現行犯逮捕 千葉県警
  9. 青森で最大震度6強の地震 マグニチュードは暫定値で7.2、震源の深さは44キロ 気象庁が情報更新
  10. 【速報】「北海道・三陸沖後発地震注意情報」発表基準を満たすか気象庁が評価開始 午前7時半岩手県沖でM6.9の地震
  11. 【群馬・高崎市28歳女性殺害事件】女性の車が埼玉県内で“衝突”事故…運転の男が死亡 警察は男の自宅を殺人容疑で家宅捜索【news23】
  12. 青森県で最大震度6強の強い地震 青森県・階上町