ドジャースの大谷翔平(30)が日本時間16日、メッツの本拠地シティ・フィールドで行われるリーグ優勝決定シリーズ第3戦に向けて前日会見を行った。
大谷は「負けた試合も含めて楽しかった」とこれまでの試合を総括。「素晴らしい緊張感の中で、プレーできる喜び、この時期まで野球ができているという喜びをまず感じていますし、今日しっかり調整して、健康な状態で明日も野球ができるというところに自分自身はすごく喜びを感じているかなと思います」と、メジャー7年目で初のポストシーズンに挑んでいる喜びをかみしめた。
1勝1敗で迎える、敵地ニューヨークでの第3戦。西海岸から東海岸への長距離移動となった中で飛行機の過ごし方を聞かれると「ゆっくり寝たりとか、さっきまでずっと寝ていた」とし、「まだ今もちょっと眠いぐらいな感じですね」と笑顔で答えた。
さらに、「睡眠は取れてますね。向こう(ロサンゼルス)に行くより、やっぱり東に来るほうがきついと思うので。今日、明日の睡眠が一番試合のパフォーマンスの中で大事かなとは思います。質よりどれだけ寝たかを僕は気にしているので、寝れば寝るほど自分の中ではいいかなと思っています」と、大事にしている”睡眠”がきちんと取れていることを明かした。
シーズン中はメジャーリーグ史上初の「ホームラン50本、50盗塁」を達成するなど記録ずくめの大谷。ポストシーズンに入り少し足踏み状態だが、十分な睡眠で”大谷覚醒”に向け着々と準備が進んでいる。「感覚自体は悪くないとは思っているので、大きく変えるよりは、シーズン中によかったポイントをしっかり継続していく。それを今日明日とまたやりたいなと思っています」。自身にとって初のリーグ優勝へ意気込んだ。