さいたま市強盗傷害事件で6人目の逮捕者 奪われたクレカで購入の指輪を公衆トイレで受け取り運搬か 34歳の男逮捕 指示役特定急ぐ

首都圏で相次ぐ強盗事件のうち、さいたま市の住宅で起きた男4人組の強盗傷害事件で、奪われたクレジットカードで購入された指輪を運搬したとして34歳の男が逮捕されました。この事件での逮捕は6人目となります。

盗品等運搬の疑いで逮捕されたのは、住居不定・無職の秋山雄哉容疑者（34）です。

警察によりますと、秋山容疑者は先月18日、さいたま市の公園内のトイレで、総額およそ3万円の指輪2個を、詐欺の疑いで逮捕されている近藤俊浄容疑者（21）から受け取り、近くの飲食店まで運搬した疑いがもたれています。

この指輪は、受け取る14時間前に、さいたま市西区の住宅で起きた男4人組による強盗傷害事件で奪われたクレジットカードを近藤容疑者が使って購入したものだということです。

この強盗傷害事件をめぐっては、近藤容疑者に加え、実行役の男4人がすでに逮捕・起訴されていて、秋山容疑者で逮捕者は6人目となります。

取り調べに対し、秋山容疑者は黙秘していますが、秘匿性の高い通信アプリを通じて、指輪を受け取って運搬するよう指示を受けていたということです。

警察は首都圏で相次いでいる一連の強盗事件と関連があるとみて、指示役の特定などを急いでいます。