「ここで勝てば大統領選に勝てる」全米注目の地域 数百票程度が勝敗を分けるとみられる“揺れる郡”

TBS NEWS DIG Powered by JNN
2024-10-19 12:09

アメリカ大統領選、「激戦州の現場から」です。東部ペンシルベニア州には「ここで勝てば大統領選に勝てる」といわれている地域があり、激しい選挙戦が繰り広げられています。

【動画】「ここで勝てば大統領選に勝てる」全米注目の地域 数百票程度が勝敗を分けるとみられる“揺れる郡”

ペンシルベニア州の北西部に位置するエリー郡。ここは選挙によって支持政党が変化するスウィング・カウンティ=「揺れる郡」として知られています。

記者
「こちらの住宅の前にはトランプ氏を支持する看板が掲げられています。そのとなりの住宅にはハリス氏を支持する看板が出ています」

エリー郡は有権者の数が17万7000人あまりと大きな郡ではありませんが、2008年以降はここで勝った候補者が最終的に大統領選を制していて、全米注目の地域となっているのです。

地元のマーシーハースト大学 ジョセフ・モリス教授
「近年の大統領選で誰が勝つか知りたければ、エリー郡に行けばいいのです」

トランプ前大統領もハリス副大統領も、相次いでエリー郡に足を運びました。

共和党 トランプ前大統領(先月29日)
「ペンシルベニアで勝てば大統領選に勝利できる。そして、この国を立て直すのだ」

民主党 ハリス副大統領(今月14日)
「ペンシルベニアでは期日前投票が始まっています。エリー郡は要(かなめ)となる郡です」

期日前投票も始まったペンシルベニア州ですが、両者の支持率の差は1ポイントもありません。特にエリー郡では数百票程度のわずかな票が勝敗を分けるとみられていて、両陣営とも必死です。

「ドナルドさん?トランプ陣営のティム・クズマです」

共和党は熱狂的なトランプ氏の支持者たちが選挙ボランティアとなり、個別訪問と電話で投票を呼びかける活動を展開しています。すでに2400軒以上、戸別訪問をしたというボランティアもいました。

共和党ボランティア
「1日に50軒~60軒を訪問します。週に20時間くらいかけています。私にとって2つ目の仕事のようなものです」

一方、民主党は「組織力」に強みを見せます。

記者
「ニューヨーク州からハリス陣営のボランティアを乗せたバスが到着しました」

バスから降りてきたのは、ペンシルベニア州のおとなり、ニューヨーク州に住む民主党の選挙ボランティアです。

「闘って勝つ!闘って勝つ!」

ニューヨーク州ではハリス氏が支持率で10ポイント以上リードしていることから、地元での活動は不要と判断してエリー郡で戸別訪問などを行っているのです。

ニューヨーク州の民主党ボランティア
「車で3時間でペンシルベニアまで来ることができます。重要な激戦州に来て、できることをしたかったのです」

カギを握る「揺れる郡」を制するのは、トランプ氏か、ハリス氏か。投票日まで2週間あまり、激しい選挙戦が続きます。

  1. 大敗のド軍ロバーツ監督、大谷翔平の“先制逃し”に「相手は勢いをつけた」「本塁を狙わないといけなかった」
  2. 知人女性の自宅にアダルトグッズや成人雑誌を複数回送りつけたか キャンプ場経営者の69歳の男逮捕 栃木県
  3. 【星野真里】長女・ふうかさんの電動車椅子「思い入れが強すぎて」成長に合わせて改造か新調を悩み中【先天性ミオパチー】
  4. マツダがファンイベントを開催 往年の名車「787B」も走行
  5. ウクライナ外相「ロシアは北朝鮮の兵士を使い捨てにしようとしている」
  6. 赤ちゃんの頃から『犬と一緒に育った1歳の女の子』…まさかの『お話しする光景』が尊すぎると28万再生「いい兄妹」「後ろ姿が眩しい」と絶賛
  7. 「『高額バイト』など甘い言葉にだまされないで」大学生らが闇バイト防止を呼びかけ 東京競馬場
  8. 【長谷川京子】「体調を崩すとメンタルが落ちて」回復への日常を披露「皆さんはどうしてますか?」問いかけにフォロワー反応
  9. 野良猫の親子を保護して5日後…『信じられないほどの光景』が10万再生の大反響「すごい馴染み具合」「微笑ましい光景」の声
  10. プリンセス駅伝 区間エントリー発表、パリ五輪代表の三井住友・樺沢は6区、安藤友香は新天地のしまむらでデビュー戦
  11. 91歳の現役サックス奏者“世界のナベサダ”渡辺貞夫さんに独占密着 「ライブが一番励み」年を重ねたからこそ見えるようになったこと【news23】
  12. 『保護色の猫を探せ!』クイズを出題してみた結果…全然見つからない姿に悔しがる人続出「中級がわからんかった」「正解見て爆笑」
×