泰安市(中国山東省)2024年10月20日 /PRNewswire/ -- この報告書は、香港毎日ビジネス(ShandongOfficeof Hong Kong Business Daily)の山東オフィスからのものです。知的財産は、イノベーション主導の発展の中核を担うものです。ここ数年、山東省泰安市は知的財産権を核に据えた強固な都市建設を積極的に推進しており、知的財産権の質の高い創造、効率的な応用、高水準の保護、高レベルのサービスを絶えず強化しています。6月末現在、同市が認定した発明特許件は999件にのぼり、前年同月比で56.83%増という数字を叩き出しました。また、発明特許総数は5,888件と前年同月比で33.88%増となる一方、人口1万人当たりの発明特許保有数は10.90件と、前年同月比で34.72%増となっています。
また、同市は近年中国国家知的財産権局(China National Intellectual Property Administration、CNIPA)による特許審査出願の付与手続きを迅速化する「グリーンチャンネル」を有効活用することで、特許予備審査や特許優先審査といった、産業や企業向けの迅速な特許認可チャネルの宣伝とトレーニングを強化しています。加えて、企業がこのチャネルを十分に活用して特許出願手続きを迅速に行い、市場における競争機会を獲得できるよう導いています。同時に、知的財産権運用サービスの強化を行い、市内の大学と中小企業間の特許需給のマッチングを促進することで、特許の移転と転換を加速しています。
今年に入ってから、泰安市では593件の特許移転・転換と、29件のオープンライセンスの試験運用を扱っており、ライセンス総額は5,772万元に到達しました。同市における特許製品の登録総数は181件、関連特許は1,338件、特許集約型製品は7件であり、これは、山東省内の製品認定数として第5位にランクインするものです。
企業は、特許担保型融資を活用することで資金調達難を効果的に解決し、発展に新たな活力を注ぎ込むことが可能となります。泰安市は知的財産権担保融資による「企業に利益をもたらすパークへの参入」運動を引き続き推進しており、銀行と企業のマッチングや、さまざまなレベルや種類の業務研修といった70を超える活動を組織することで、1,300社以上の企業に恩恵をもたらしています。今年上半期には同市内で95件の特許担保融資登録が行われました。これは前年同期比で16%増となるものであり、担保額は前年同期比24%増となる8億7千万元と、知的財産権価値の転換および向上に貢献しました。