ストックホルム, 2024年10月23日 /PRNewswire/ -- H&M財団が本日、全体的な戦略方針の大幅な転換を発表しました。新しい戦略によれば、2050年までに繊維産業の温室効果ガス排出量を10年ごとに半減させることに重点を置き、人類と地球の両方にとって公正で公平な移行を促進するとのことです。イノベーション・チャレンジであるGlobal Change Award(グローバル・チェンジ・アワード、GCA)2025は、この変化を反映した最初の取り組みです。
GCAは現在、持続可能な材料とプロセス、責任ある生産、意識的な消費、GCAの目的をサポートする「ワイルド・カード」など、繊維産業のバリュー・チェーン全体にまたがり、さまざまな高排出の領域に対処する革新的なアイデアを求めています。現在、気候問題に向けられている慈善資金はほんの一部です。
「2050年までに気候目標を達成するには、繊維業界は総力を結集する必要があります。また、この移行プロセスが誰にとっても公平なものとなるようにしなければなりません。イノベーションが業界の脱炭素化の鍵であり、適切なサポートがあれば、そのアイデアで変革をもたらすことができる将来のチェンジメーカーを発掘・育成する上で、グローバル・チェンジ・アワードが果たす役割はある、と私は心から信じています」とH&M財団の理事であるKarl-Johan Persson氏は述べています。
GCAが2015年に発足して以来、46件のイノベーションがサポートされ、総額800万ユーロの助成金が支給されました。毎年10人の受賞者に賞金20万ユーロを授与し続けていますが、GCAは他にも重要なアップデートを行っています。
- 新たな重点分野 –繊維産業の脱炭素化を進めます。
- 総合的なアプローチ –変革を起こす人々に、人間と地球に関する総合的な考え方を身につけてもらいます。
- より広範囲にまたがるチェンジメーカーたち –オープンな応募システムではなく、指名ベースのプロセスに切り替えます。
- システム変革のアプローチ–変革者が繊維バリュー・チェーン全体とその相互関係を考慮し、人々への影響も考慮できるようにします。
「業界はイノベーションを渇望しているが、脱炭素化に対する総合的な視点が欠如していることが多く、イノベーターへの旅にとって非常に重要な初期段階が見落とされがちです。慈善活動が本当の違いを生み出せるのはここです」とH&M財団のイノベーション・プログラム・ディレクター、Annie Lindmark氏は述べています。
同アワードの受賞者は、資金援助に加え、メンター、協力者、業界リーダーの強力なネットワークにアクセスし、ソリューションの実現を支援してもらえるようになります。H&M財団は、パートナーであるAccenture(アクセンチュア)およびスウェーデン王立工科大学(KTH)と協力し、カスタマイズされたチェンジメーカー・プログラムに1年間参加するよう受賞者を招待します。グローバル・チェンジ・アワード2025の受賞者は、2025年4月に発表されます。
問い合わせ先:Jasmina Sofić、広報担当、+4673 465 59 59
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