犬の里親になるために欠かせない『2つの心構え』 事前に準備しておくべきポイントから注意点まで解説

2024-10-24 16:00

『犬の里親になるために欠かせない心構え』についてまとめました。大問題を抱えた犬の里親になった経験を元に、事前に準備しておくべきこと、注意点、犬の里親になる覚悟と心構えを解説します。

犬の里親になるということ

木製の小屋、鎖に繋がれた白黒の犬

最近TV番組等メディアでもよくとりあげられるようになった「保護犬」。子犬・成犬・老犬などさまざまな年齢・犬種の犬が、何らかの事情によって保護され、保護施設で生活をしているのはご存じかと思います。

飼い主の事情によって飼育放棄されたり、野外で野犬として繁殖してしまっていたり、さらにはブリーダー崩壊の現場から助け出されたりなど、保護犬は様々な理由でその施設に保護されています。

このように、ブリーダーから直接譲り受けたり、ペットショップで購入したりする血統書付きの犬などとは、明らかに異なる事情を抱えた犬ばかりです。

そのため、保護犬は体の傷や心の傷を負っていることがあります。体に不自由があることがあります。重い病気を抱えていることがあります。

そして、そのような保護犬は年々増えており、殺処分を避けるためにも多くの保護団体等が保護犬の未来のために里親を募集しているのです。

自治体が運営している行政施設には、保健所や動物愛護センターがありますが、里親になるための条件は、自治体によって異なります。お住まいの地域の行政施設に問い合わせてみてください。

保護団体が開催しているイベントである「譲渡会」については、よく見聞きしているのではないでしょうか。会場では保護犬を直接見ることができ、触れ合うことが可能な場合もあります。

また、保護犬とのマッチングサイトとして注目されているのが、里親募集サイトです。サイト上で気になる保護犬を見つけたら、申し込み・お見合い(面会)・トライアル・正式譲渡となります(※トライアルの有無は保護主によって異なります)。

前述したように、保護犬には特殊な事情があり、問題の多い子も少なくありません。そのため、保護犬の里親になり、お迎えして一緒に暮らすためには、ペットショップからお迎えする犬とは違い、相当の心の準備や覚悟が必要です。

保護犬をお迎えした後にどんなトラブルが起きても冷静に対処するためには、犬の里親になるために欠かせない心構えについて、きちんと理解しておくべきなのです。

犬の里親になるために欠かせない心構え

トレーニング中の歩く茶白の犬

では、犬の里親になるためには、どのような心構えが欠かせないのでしょうか。

1.犬の行動は飼い主がコントロールしなければならない

犬は、警戒すれば吠えますし、恐怖を感じれば攻撃します。しかしそれは、人間にとっては「問題行動」と捉えられてしまうこともあります。

しかし、犬にとってはあくまでも自然な当然とるべき行動であるため、問題行動にならないように飼い主がコントロールしなければなりません。

何かしらの問題を抱えた保護犬の行動をコントロールすることは非常に難しいです。飼い主ではしつけることができず、専門家(犬の訓練士など)の技術を用いたトレーニングが必要になる場合があります。

体の大きな犬であれば、咬傷事故などのトラブルが起こる危険があります。そう簡単にはコントロールすることができないかもしれないこと、しつけの難しさ、専門家の力を借りなければならない可能性を考えておきましょう。

2.理想と現実は全く違うものである

「ひとつでも多くの保護犬の命を救ってあげたい」「保護犬に愛情を知ってもらいたい」「保護犬を幸せにしてあげたい」「犬を飼うという夢を叶えたい」など、様々な思いを抱えて里親になる決心をされたと思います。

しかし、犬との暮らしは、「理想と現実は全く違うものである可能性がある」という覚悟を持たなければなりません。

成犬の里親になる場合では、すでに形成された性格や個性があります。そして、あなたが知らない、誰も知ることのできない「過去」を持っています。

一から育てるというよりは、「今あるものを伸ばす」「今ある問題を解決する」といったことがメインになることがほとんどです。

過去のトラウマによって、お散歩やお出かけを嫌がることがあります。人に甘えることをしないことがあります。「仲良くなる」「信頼関係を築く」ということが難しいことがあります。

「理想の犬ではなかったからもう一緒には暮らせない…」などと思われて、飼育放棄された犬が里親を募集しています。あなたはその犬に対して、同じことを繰り返してはなりません。

最期の瞬間まで、犬の心に寄り添い、愛情を持ってお世話をすることができますか?

まとめ

女性に甘える茶の犬

犬の里親になるために欠かせない心構えを2つ解説しました。

  • 犬の行動は飼い主がコントロールしなければならない
  • 理想と現実は全く違うものである

私も11年前に保護犬の里親になりました。家から一歩も出すことができないほど、たった5分のお散歩をすることもできないほど、狂暴な犬でした。

その犬は、今でも私以外の人間がお世話をすることはできません。家族以外の人間は近づくことも触ることもできません。動物病院に行くことでさえ、我が家では一大イベントです。

11年経っても、高齢になっても、根本的なことは里親になった頃とあまり変わりないのです。「そのうち慣れる」は、叶わないこともあるのです。

犬の里親になるということが、どれほどの覚悟と心構えが必要なことであるか、少しでもお伝えできていれば幸いです。

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