衆議院議員選挙は、あす、投開票を迎えます。自民・公明の与党が過半数の議席を維持出来るのかが最大の焦点となる中で、各党の党首が最後の訴えをおこなっています。
【動画】与党の過半数維持が最大の焦点に 衆院選あす投開票 各党党首が“最後の訴え”
自民党 石破茂 総裁(東京・小平市)
「責任を持ってこの国の独立と平和を守る、責任を持って国民の経済を守る、責任を持って国民を災害から守る、それができるのは我々自民党・公明党の連立政権しかございません」
公明党 石井啓一 代表(北海道・岩見沢市)
「経済対策ひとつ取っても野党はバラバラなんです。万が一自公が過半数割れしたら、野党で一緒になったら、もうバラバラの政策の野党ですから、日本の政治は大混乱すると思いますが、皆さんいかがでありましょうか」
選挙戦最終日、政治への信頼回復に努めると強調した上で、実績や政権担当能力を訴える与党に対し、野党は自民党の派閥の裏金問題などを争点に、政権交代を訴えています。
立憲民主党 野田佳彦 代表(東京・渋谷区)
「裏金、裏金隠しの解散、そして裏公認料、(自民党は)全く反省がないとしか言いようがありません。ならば、けじめは我々がつけさせるしかないんです。変えていくことができる政党は立憲民主党です」
日本維新の会 馬場伸幸 代表(滋賀・大津市)
「非公認になっている自民党の候補者に政党助成金を2000万を渡していた。言語道断のこの行為についても、皆様方しっかりご覧いただいて、そして投票判断に繋げていただきたい」
共産党 田村智子 委員長(東京・大田区)
「カネまみれの政治を大掃除していこうではありませんか。何も恐れることなくどこまでもカネまみれの政治を徹底追及できる、それが日本共産党ではないでしょうか」
国民民主党 玉木雄一郎 代表(福岡市)
「手取りを増やして、もっと働きたい人は働けるようにして稼げるようにして、皆さんの懐が豊かになるような政策をぜひ私たち国民民主党にやらせてください」
れいわ新選組 山本太郎 代表(東京・足立区)
「政治を変えなければいけない。何よりもこの国の景気を立て直すために、大胆な施策が必要。消費税廃止、消費税廃止、その先頭に私たち、れいわ新選組を立たせていただけないでしょうか」
社民党 福島みずほ 党首(北九州市)
「憲法は変えるのではなくて守り生かしていく。戦争反対という人、憲法変えないぞ、9条を変えたらまずいぞ、という人は、どうかどうか社民党に投票してください」
参政党 神谷宗幣 代表(東京・台東区)
「参政党が嫌いな人は最悪白票でもいいですよ。でもとにかく国民の7割・8割が選挙に行くっていうことが大事なんです。『俺たちは政治を見てるぞ』っていう意思表示をしてください。それがないと政治家に緊張感が生まれない」
自民党の派閥の裏金事件を受け、政治不信が広がる中、選挙戦は、政治とカネや物価高対策をはじめとする経済政策などが主な争点となってきました。
勝敗ラインについて、与党は「自公で過半数」の233議席を掲げる一方、野党は「政権交代こそ最大の政治改革」などと訴え、与党の過半数割れを目指します。
結果次第では、連立の枠組みにも影響を与えることから、与党が過半数を維持出来るかが最大の焦点となっています。
街頭演説ができるのは、きょう午後8時までで、各党・各候補は最後まで支持を訴えることにしています。