イスラエルからの軍事施設に対する攻撃を受けたイランが近日中に親イラン武装組織を通じてイスラエルに報復攻撃を行う可能性があると、アメリカメディアが報じました。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」は先月31日、複数のイスラエル当局者の話として、イランが近日中にイスラエルを攻撃する可能性があると報じました。
攻撃はイランの領土からではなく、イラクにある親イラン武装組織が主体となって行われるとみられていて、多数のドローンや弾道ミサイルが用いられる可能性があるとしています。
イスラエルは先週、イランから弾道ミサイル攻撃を受けた報復としてイランの軍事施設を標的に攻撃を行いましたが、イランがさらなる報復措置に踏み切ることになれば、攻撃の応酬から事態が激化する懸念があります。
こうしたなか、イスラエルのネタニヤフ首相は軍の関連行事で演説し、「必要に応じてイランのどこにでも到達できる」などと述べました。
そのうえで、「イランの核計画を防ぐことが最大の目標だ」とし、「これを達成するための具体的な計画には言及しないが、この目的からは目を逸らさない」と強調しました。