第65回東日本実業団駅伝が3日、埼玉県庁をスタートし、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場にフィニッシュする7区間(76.9km)で行われた。
全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の予選会を兼ね、昨年の“12”から“10”に減った予選通過ラインをめぐり、激しい争いが繰り広げられた。
優勝は創部9年目のGMOインターネットグループ。1区の吉田祐也(27)が区間新のトップでタスキをつなぐと、以降一度も首位を譲らず完勝を収めた。2位はヤクルト、3位はサンベルクスと続き、東日本予選4連覇中の富士通は4位でフィニッシュ。
5位以下は68秒以内に5チームがひしめきあい、箱根駅伝2年連続区間賞(5区)のルーキー山本唯翔(23)が3区で走ったSUBARUが5位。ロジスティードが6位で13年連続のニューイヤーへ。前回東日本予選2位のHondaは7位。8位はKaoで、9月のベルリンマラソンで2時間05分12秒の日本歴代2位で走った池田耀平(26)が4区で順位を上げた。9位はJR東日本。
ボーダーラインの10位争いは、4区を終えた時点でコニカミノルタが10位。11位の埼玉医科大学グループと2秒差も5区で逆転を許してしまい、最終的には1分19秒の差がついてニューイヤーの切符を逃した。
本大会では2001~08年の間に6度の優勝を誇るなど、かつて“21世紀の駅伝王者”の異名を取ったコニカミノルタは、第30回大会(1985年)から40年連続の出場を目指すも39年連続でストップ。今春、宇賀地強新監督(37)が就任し「4年後のニューイヤー駅伝優勝」を目標にスタートを切ったが、1年目は東日本予選で涙を呑んだ。
24年のニューイヤー駅伝に出場したチームでは、プレス工業が13位、コモディイイダが14位、NDソフト(15位)、富士山の銘水(16位)と出場を逃した。
※写真:コニカミノルタ・アンカーの松井尚希
【東日本実業団駅伝・結果】
1位)GMOインターネットグループ
2位)ヤクルト
3位)サンベルクス
4位)富士通
5位)SUBARU
6位)ロジスティード
7位)Honda
8位)Kao
9位)JR東日本
10位)埼玉医科大学グループ
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11位)コニカミノルタ