多様化する『猫の受診スタイル』主な方法3選 動物病院嫌いな愛猫にも選択肢が増える?

2024-11-07 06:00

「猫がキャリーに入ってくれないのですが、どうしたらよいでしょう?」動物病院では、毎日のようにこの様な相談を受けます。それだけ「猫を動物病院に連れて行く」という行為は、猫と飼い主にとって非常に大きなストレスなのです。今回は、そんな病院嫌いの猫にも優しい、新たな受診の方法を、通常の通院スタイルと比べて、そのメリット・デメリットをご紹介します。

1.通院スタイル

動物病院で猫の顔を診察する獣医師

一番基本となる受診スタイルで、この後ご紹介する往診やオンライン診察も、基本的には受診スタイルと組み合わせて行うことが多いです。

欧米では動物病院を「猫にやさしい場所」に変えるためのCFC(Cat Friendly Clinic)というガイドラインが作られ、基準をクリアすることでCFCである認定をうけることができます。日本の動物病院でもこれに基づいた「猫に優しい動物病院」が目指されており、CFCを取得している動物病院も増えてきています。

近年では、猫専門病院や、猫待合室、猫診察室、猫専用の診察時間帯などを設けているところもあり、猫に優しい動物病院が増えてきています。

メリット

  • 必要な設備が揃っているので治療の選択肢が増える
  • その場で必要な検査が行えるので病気を発見しやすい
  • 急変など予想外の事態にも対応しやすい
  • 病院だと大人しくしていられる猫では診察がしやすい
  • 直接動物に触れて診ることができるので、正確な診断がしやすい

デメリット

  • 病院に連れて行くのに猫を捕まえるのが大変
  • 飼い主さんが病気や高齢の場合、連れて行くのが大変
  • 病院や車という慣れない場所で猫がパニックになることがある
  • 他の動物の匂いや声で猫にストレスがかかり、病状が悪化することがある

2.往診

聴診される白猫

獣医師や動物看護師が直接飼い主さんのお宅にうかがい、診察をするスタイルです。最近は往診専門の動物病院や、夜間でも往診を行っている動物病院もあります。

飼い主さんが高齢で猫を動物病院に連れて行けない方や、猫の移動によるストレスが気なる方や、猫が高齢で在宅でできる緩和治療のみしたい場合などにもおすすめです。

メリット

  • 猫をキャリーに入れるのが大変な場合、そのストレスがなくなる
  • 病気や高齢などを理由に、飼い主さんが動物病院に猫を連れて行けない場合でも診察ができる
  • 猫にとっていつもいる場所で診察ができるのでストレスが少ない
  • 継続の治療でやる事が決まっている場合、通院と変わらない治療が自宅で受けられる

デメリット

  • 往診に持って行けるものが限られているため、臨機応変な治療や検査ができない
  • 自由の効く慣れた自宅では、おとなしく診察できない猫もいる
  • 予約が必要な病院が多く、すぐに診てもらえないことが多い
  • 往診料がかかる 

3.オンライン診療

スマホと猫

近年誕生した新しい往診スタイルで、パソコンやスマートフォンのビデオ通話を用いて、遠隔で獣医師による診察を受けることができるというサービスです。

人ではコロナ禍でオンラインによる診療が普及されてきましたが、動物医療でも2022年に、日本獣医師会から「愛玩動物における遠隔診療の適切な実施に関する指針」が発表されており、今後さらにオンライン診療を行う動物病院が増えてくるのではないかと思われます。

メリット

  • 触れられない猫や捕まえられない猫でも診察が可能
  • 検査結果などがあれば、それを元に遠い場所にいる専門医のセカンドオピニオンを受けることができる
  • 夜間など病院がやっていない時間帯に気軽に獣医師に相談ができる
  • 飼い主さんがコロナウイルスに感染したなどで、外出できないときにも猫の診察を受けられる

デメリット

  • 映像だけでは正確な診断が行えないことがある
  • 検査や治療が必要な場合、すぐに対応できない
  • 通信機器と良好な通信環境が必要
  • 実際に動物に触れないので隠れた疾患を見つけることができない

ストレスを少なく猫を動物病院に連れていくには

移動用キャリーバッグに入れられる猫

レントゲンや手術・入院など、どうしても動物病院でしかできないこともあります。

その際に猫のストレスを少なく、動物病院に来院する方法をご紹介します。

  • 前面と上面が開くキャリーにする(上を開けることで、猫をキャリーから出さずに診察ができる)
  • 普段からキャリーに慣らす(ベッド代わりに部屋に置いておく)
  • 来院する際にはキャリーにタオルなどをかけて目隠しする
  • 洗濯ネットに入れた状態でキャリーに入れる(猫が脱走するのを防ぐだけでなく、狭い場所だと安心しやすい)
  • 猫用のフェロモンスプレーを使用する

まとめ

猫と握手

アメリカで行われたアンケートでは、猫の飼い主の58%が「猫を動物に連れていくことに対して、嫌悪感を抱く」と答えており、それだけに猫を動物病院に連れていくハードルは高く、来院した時には症状がかなり進行しているというケースも多々あります。

往診やオンライン診療にもデメリットはありますが、来院が難しい多くの猫にとっては、病気を早期治療でき、命を助けることのできる一つの手段になります。

猫を動物病院に連れていくか迷っている方は、まずは往診やオンラインでも可能か、動物病院に問い合わせてみるのが良いでしょう。

関連記事

「羨ましいw」全然起きないママに猫がとった『まさかの作戦』…朝の微笑ましすぎる瞬間が35万再生「幸せな朝だね」「可愛すぎて…」の声
「可愛い以外の言葉がでない」寝返りを成功させた子猫…可愛すぎる『ドヤ顔』が18万5000再生「たまらない」「本当に天使」と悶絶の声続出
猫が見つめる理由とは?飼い主をじっと見る9つの心理
愛猫の『モーニングルーティン』を撮ってみた結果→爆笑の『臭っ』顔が9.8万回再生「時が止まるフレーメン顔」「こんなのズルいやんw」
ママの帰宅がうれしすぎた猫、『驚くべき行動』をとってしまい…想像以上のお出迎えが186万再生「全力のニャーが可愛い」「嬉しさがw」

  1. 梅花堂紙業 Dear me/Re:Life food「たんぱくキューブ」1/20~発売 自社管理栄養士が管理栄養士が原材料厳選しレシピ開発 グルテンフリー 香料不使用 アガベシロップ使用 罪悪感のない間食たんぱく質が◎
  2. 満足感&背徳感を満たすアメリカンクッキーが人気 「自分へのご褒美」1枚で1000kcal超も【Nスタ解説】
  3. 富山で不漁の“寒ブリ”が山口に?高水温で富山を通過か… 変わる漁獲量日本一【Nスタ解説】
  4. 30年前からの「設定ミス」で…14年ぶり再稼働が見送り 柏崎刈羽原発 “電力不足”など東電の事情も【Nスタ解説】
  5. クッキーが“食事”に?1枚で白米2杯分…あえて高カロリーを選択“カロパ”商品が人気のワケ【Nスタ解説】
  6. 【ニャンちゅう】声優・津久井教生さん 「すでに花粉が飛んでいると思います…」「目が痒くってくしゃみも出て痰の量も増えはじめているんだもの〜」 【ALS闘病】
  7. 高市総理「進退をかける」発言 自民党支持率への“不安の裏返し”か?政治とカネの決着は【Nスタ解説】
  8. 【 花田虎上 】 体調不良から回復 「きしめん」を堪能 「家でたべることはあまりないので美味しかった」
  9. 【 銀シャリ 】鰻和弘さん「金髪にしました」ポリープ手術での休みを活用「声も外見もリニューアル」美容院では〝筆談もあって5時間〟
  10. 【速報】パトカーが追跡した乗用車が別の車に追突し横転…車に乗っていた2人は逃走 警視庁が行方追う 東京・杉並区
  1. 【速報】「俺が出るまで待っておけよ」“東名高速あおり運転事故”石橋和歩被告の懲役18年判決が確定へ 最高裁が被告の上告を棄却
  2. 入手困難の「ボンボンドロップシール」韓国で日本人が“爆買い” お土産としても人気過熱、争奪戦に
  3. チャットGPTが大学入学共通テストで9科目満点 15科目の得点率は97% AI性能向上で
  4. ソニーがテレビ事業を分離 中国企業と合弁会社設立へ 「ソニー」や「ブラビア」の ブランド名は使用
  5. 富山湾の冬の王者“寒ブリ”が不漁で「ひみ寒ぶり宣言」出せず…一方で山口県でブリが豊漁に!?一体なぜ?
  6. 【速報】パトカーが追跡した乗用車が別の車に追突し横転…車に乗っていた2人は逃走 警視庁が行方追う 東京・杉並区
  7. 穏やかな天気が一転…「大寒」らしい震えるほどの寒さ、新潟県の山沿いは朝から雪 スキー場では降りすぎ警戒
  8. 【 高杉真宙 】波瑠との新婚生活を送る中「自身にとって『家族』とは」に「無償で助け合える存在」
  9. 静岡・藤枝市の山林火災 現場から全焼した乗用車1台見つかる この車の単独事故による出火が原因で山林に燃え移ったか 火災発生から4日目も鎮圧に至らず
  10. 【 銀シャリ 】鰻和弘さん「金髪にしました」ポリープ手術での休みを活用「声も外見もリニューアル」美容院では〝筆談もあって5時間〟
  11. クッキーが“食事”に?1枚で白米2杯分…あえて高カロリーを選択“カロパ”商品が人気のワケ【Nスタ解説】
  12. 30年前からの「設定ミス」で…14年ぶり再稼働が見送り 柏崎刈羽原発 “電力不足”など東電の事情も【Nスタ解説】