■ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12 オープニングラウンドグループB 日本ーオーストラリア(13日 バンテリンドーム)
19年・第2回プレミア12から大会連覇を狙う侍ジャパンの初戦。開幕投手を任された井上温大(巨人)が6回5安打8奪三振1失点の好投。打線は4回まで毎回得点を奪うなど小刻みに加点をし5-0とリードしている。
先発の井上は今季25試合(先発15)に登板、8勝5敗、防御率2.76。今季の最終戦は10月19日のCSファイナル第4戦・DeNA戦に先発し6回を1安打1失点、戸柱のソロのみに抑え勝ち負けつかず。11月5日・広島との練習試合で先発し3回をパーフェクトに5奪三振の快投を見せた。
立ち上がり、MLBドラフト全体1位でガーディアンズに入団した1番・T.バザーナ(22)に追い込みながら中前安打を浴び、盗塁を許し無死二塁。それでも後続から2つの三振を奪い無失点でしのぐ。
一方打線は初回、相手先発左腕・L.ソープ(28)に対し、先頭の桑原(DeNA)が四球を選ぶと、続く小園(広島)の打球は二塁手のグラブを弾き二遊間を破る中前安打となり無死一、三塁。ここでパ・リーグ最多安打(158安打)の辰己(楽天)がレフトへ犠飛を打ち上げ1点を先制する。
2回には先頭の7番・清宮(日本ハム)が右前安打、紅林(オリックス)は空振り三振も、坂倉(広島)が右前安打、桑原が四球で1死満塁。ここでオーストラリアは2番手・S.ホランド(30)から3番手・B.タウンゼント(23)に交代。ここで小園の一ゴロ併殺崩れの間に追加点を挙げ2-0。
井上は2回、3回は連続三者凡退、3回までに5奪三振を奪う快投をみせる。
3回の攻撃は4番手・M.ニューンボーン(27)に対し、1死から森下、栗原の連打で1死一、二塁。牧は二ゴロで一、三塁となり、7番・清宮のところでワイルドピッチがあり3-0。4回には二、三塁から相手の悪送球で5-0と毎回得点で大量援護。
4回の井上は先頭の2番・A.ホワイトフィールド(28)に一塁方向へプッシュバントを決められ出塁を許す。それでも3番、4番を連続三振、けん制アウトもあり無失点で切り抜ける。続く5回も2死から安打は浴びたものの、先頭打者から見逃し三振を奪うなどスコアボードに0を並べる。
しかし6回に先頭の9番・U.ボヤルスキー(26)に初球の直球をバックスクリーン左、中段まで飛ばされる特大ホームランを浴び6-1。さらに1番・バザーナにも右前安打を浴び、2番手・横山(ロッテ)に交代した。井上は6回途中、74球5安打無四死球1失点だった。