インドの首都ニューデリーでは大気汚染が極めて深刻なレベルにまで達したため、18日から一部のトラックを除いた乗り入れや建設工事が禁止となりました。
ニューデリーでは先週、大気汚染がインド政府の環境機関の指標で最も深刻なレベルに達しました。
このため当局は18日、生活必需品の運搬などの一部を除いてニューデリーへのトラック乗り入れを禁止したほか、公共事業の建設工事を禁止しました。
また小学校では、一部の学年以外は対面授業が中止となっていて、オンライン授業に切り替える対応をとっているということです。
大気汚染は、農地の野焼きや車の排ガスのほか、ヒンドゥー教の祭りで使われる爆竹や花火が要因とされています。
病院には、せきや喉の痛みなどの健康被害を訴える患者が続々とやってくるなど、大気汚染が社会生活に影響を及ぼしています。