猫が『爪を噛んだり引っ張ったりしている』のはなぜ?3つの理由 やめさせたほうがいい?

2024-11-19 06:00

愛猫が爪を噛んだり、引っ張ったりしているところを見たことはありませんか?なぜこのような行動を取るのでしょう。今回は3つの理由と、それぞれの対処法について解説いたします。

猫が『爪を噛んだり引っ張ったり』する理由

爪を噛む猫

愛猫の行動を観察していると、時々爪を噛んだり引っ張ったりしていることはありませんか?

あまりに頻繁になると心配になりますよね。これはやめさせるべきなのでしょうか。ということで、ここでは気になるこの行動を引き起こす理由について詳しく解説いたします。

1.グルーミングをしている

毛繕いをする猫

猫は非常にきれい好きな動物です。体中を毛繕いする際に、爪も整えたくなるのは猫の本能といえるでしょう。

また、爪は狩りをするために欠かせない重要なパーツです。爪の間に挟まったゴミを取り除きたい、においを消したいといった理由もあり、グルーミングの一環として爪を噛むことがあります。こうした行動は、猫の習性のひとつと考えて問題ありません。

もし毛繕いの中で自然に爪を噛み、すぐにやめるようであれば、無理に止める必要はありません。さりげなく見守りながら、どのくらいの頻度で噛んだり引っ張ったりしているかを観察しておきましょう。

2.何となく違和感がある

足を舐める猫

毛繕いとは別に猫が爪に特に執着しているようであれば、さらに詳しく観察してみましょう。

爪が伸びすぎていたり、古い角質が剥がれかけている、いわゆる「脱皮状態」になっていたりすることがあります。この場合、通常は爪とぎをすることで古い角質がポロッと剥がれ、下から新しい爪が生えてくるため心配はいりません。

ただし、爪が極端に伸びていたり、外側の皮が上手くむけず古い爪が残っていたりする場合には肉球に刺さってしまったり、違和感を感じる場合があるため注意が必要です。

伸びすぎた爪は怪我や爪割れのリスクが高まります。飼い主さんが定期的に爪を切るのが望ましいですが、難しい場合は動物病院やペットサロンに依頼して安全に切ってもらいましょう。

また、シニア猫では爪とぎの頻度が減るため、脱皮がうまくいかず爪が重なって分厚くなることがあります。最悪の場合、爪が肉球に刺さる恐れがあるため、重なり方が不自然な場合はすぐに動物病院で診てもらいましょう。

3.ストレスを抱えている

隠れる猫

猫にはほとんどの場合、自分を落ち着かせるためのルーティン行動がありますが、中にはひたすら爪を噛んだり引っ張ったりする子もいます。

これが一時的なストレスによるものであれば大きな問題はありませんが、同じ行動を繰り返す「常同行動」の場合だと厄介です。このような行動が続くと、爪がボロボロになってしまう可能性もあります。

しかし、無理にやめさせようとするのは避けましょう。爪を噛めないことで逆にストレスが増し、さらに噛む頻度が増えてしまう「負の連鎖」が起こる可能性があるためです。

また、やめさせようとすることで猫が怒ってしまうこともあり、良い対策とは言えません。

まずは動物病院で相談し、根本的なストレスの原因を探りながら改善策を見つけることをお勧めします。

生活環境の見直しや飼い主さんの接し方を見直す必要がある場合もあります。

もし寂しさや不安が原因であれば、安心して過ごせる環境を整え、飼い主さんも積極的に声をかけるなどして、猫が安心できるサポートをしてあげましょう。

まとめ

爪を切る猫

人間が爪を噛むクセを持つことがあるように、猫も同じような行動を取ることがあります。その理由には、いくつかのパターンが考えられます。

まず、グルーミングの一環として行っている場合は、明らかな異常がなければ見守るだけで問題ありません。

一方で、爪に違和感を覚えている場合や、ストレスが原因となっている場合には注意が必要です。爪が損傷していることも考えられるため、念のため獣医師に相談するのが安心です。

ストレスが原因と考えられる場合には、その要因についてもよく考え、取り除く努力をしてあげるましょう。

そして、猫の「爪を噛んだり引っ張ったりする行動」を無理にやめさせるべきかについてです。強制的にやめさせるのは逆効果になることが多いため、避けるべきといえます。

その行動が起こった原因を見つけ、その行動によって健康面で問題が起こらないような爪のケアをしてあげることも必要です。

もしも寂しさが原因である場合は、「ちゃんと見ているよ」「大切に思っているよ」といった気持ちが伝わるように声をかけ、猫が安心できる環境を整えることで、自然と爪をいじる行動から離れられるようサポートしてあげましょう。

関連記事

『カーテンレール』の上に登った猫→降りようとしたら…予想外の『とんでもポーズ』に「完全にアルソックw」「思わず声出たw」と大爆笑
初めて抱っこしてみたら、『ビビりな元野良猫』が……思わぬ姿に感動する人続出「意外な反応にビックリ」「愛情で本当に変わるね」
ミルクを飲み終えた瞬間、『踊りはじめた赤ちゃん猫』…とてつもなく『破壊力』のある光景が15万再生「めちゃくちゃ可愛い」「可愛すぎて涙」
『お姉ちゃんを挑発する弟猫』を現行犯逮捕→釈放したら…まさかの『ガチギレ』が1万8000再生「ほっこりからのシャーw」「姉だなぁw」の声
お留守番を『隠し撮り』してみたら、猫と大型犬が……『切なすぎる光景』に「涙が出ちゃうね」「帰ってきたときの反応が可愛すぎる」と反響続々

  1. 【 水上恒司 】 『WIND BREAKER』公開記念  「僕らも小さい頃に観た不良映画で、なんか強い気持ちになった」
  2. 悩んだ人はコレに決まり!? 現役秘書が厳選“失敗しない”手土産、失敗しがちな人の特徴【Nスタ解説】
  3. 臨時国会が閉幕、残された課題「議員定数削減」「政治とカネ」「“年収の壁”引き上げ」どうなる?【Nスタ解説】
  4. 洋上風力発電事業の公募制度「見直し案」とりまとめ 再公募は来年度以降の見通し 採算合理性の低い入札を防ぐ措置導入 経済産業省
  5. 【李相日監督】大ヒット映画『国宝』の作家・吉田修一さんに『人生を変えていただいた』 第7回 野間出版文化賞を受賞
  6. 【辻希美・長女】希空 「今年もクリスマスディズニー❤」「このいちごミルク大好き!!!」
  7. コンビニが“遊び場”に? ファミリーマートがIP=知的財産の活用を強化 クレーンゲームなど5000店舗に拡大へ
  8. 【 i☆Ris 】 イベントを延期 「ご来場のお客様へ危害を加える内容のメールが」 公式サイトで声明 「毅然とした態度で臨む」「関係警察署と情報共有を行いながら対応」
  9. 【速報】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” 夫が妻に覆いかぶさって倒れる 警視庁
  10. 床で寝そべっていた猫→邪魔しないように『避けて通った』結果…予想外すぎる展開が41万再生「沸点が意味不明w」「跨ぐんじゃねぇよ!」
  1. 全ての部屋の非常用ボタンがつながらず…赤坂・サウナ店2人死亡火災 受信盤の電源入らず 従業員も事件当時不在 業務上過失致死の疑いも
  2. 「気温がおかしい…」来週は“10年に一度レベルの高温”の見込み 全国的に暖かい年末に
  3. 世界都市ランキング 東京がNYを抜き初の2位に 大阪は18位、福岡は40位
  4. 『風呂嫌いのネコ』を一人でシャンプーした結果…想像を超えてくる『激しい攻防戦』が56万再生「怖いんだよねw」「お疲れ様ニャ」と話題
  5. 鴨が飛ばないハプニングも…愛子さま初の単独“鴨場接待” 皇室伝統の「鴨猟」で外交団をおもてなし
  6. 骨組みを残し全焼…北海道・新千歳空港に向かう連絡バスが炎上 乗客40人と男性運転手は全員避難
  7. 千葉・鴨川市のメガソーラー 新たに開発許可区域外での森林伐採が発覚 合計で13か所 約2.4ヘクタール
  8. 【速報】東京・赤坂の“個室サウナ店夫婦死亡火災” 夫が妻に覆いかぶさって倒れる 警視庁
  9. 【 高橋名人 】 目を手術 「白内障と硝子体出血です」 転倒した時に右目を殴打・眼球内に出血
  10. 中国の新型空母「福建」が台湾海峡を通過 台湾国防部が空撮画像を公開
  11. 拡大中「お正月は休業します」百貨店やスーパー、飲食業界でも【Nスタ解説】
  12. カウントダウンが停止…H3ロケットが直前で打ち上げ中止 原因は「設備系に異常が確認」