自民党が21日にとりまとめた政治改革案で、政策活動費の廃止により「党の支出の透明化を進める」と明記する一方、非公開の余地を残したことについて立憲民主党の野田代表は、「新たなブラックボックスを作るのではないか」と指摘しました。
自民党がまとめた政治改革案では、政策活動費の廃止を明記し、「党の支出の透明化を進める」としつつ、▼外交の秘密や▼プライバシーに関わる支出は「公表方法を工夫する」とし、非公開の余地を残しています。
これについて立憲民主党の野田代表は、22日の会見でこのように指摘しました。
立憲民主党 野田代表
「(自民党案は)政策活動費はきっぱりと廃止じゃないんですよね。色々また書いているんですよ、条件を。新たなまたブラックボックスを作るんではないかという懸念をもっている」
さらに、与党側が呼びかけている政治改革に関する与野党協議に応じるか問われ、野田氏は「公開するという前提に立つならば、呼びかけを否定するものではない」としたものの、野党案を提示して“国会で議事録に残る議論の在り方が望ましい”という考えを示しました。