上海、2024年11月28日/PRNewswire/ --japanese.shanghai.gov.cnからの新聞記事:
11月23日午後、黄浦江のほとりにある世界会客庁で、2024年度の上海「白玉蘭記念賞」(中国語: 白玉兰纪念奖)授賞式が行われました。
今年はオーストラリア、ブラジル、カナダ、クロアチア、デンマーク、フランス、ドイツ、インド、イスラエル、イタリア、日本、韓国、フィリピン、ロシア、シンガポール、トルコ、英国、米国など18カ国から、経済貿易、金融、科学技術、海運、医療などの分野で長年にわたり顕著な貢献をした50名が受賞しました。
そのうち、日本人は賀来健博士(ピジョン)、菅野真一郎氏(みずほ銀行)、松尾純利氏(NIPPON EXPRESS)、中村恒星氏(三井化学)、坪島広和氏(YKK)、吉田武司氏(ソニー)の6名が受賞しました。
今年は「上海白玉蘭友誼賞(名誉市民、名誉賞を含む)」と「上海白玉蘭記念賞」の創設35周年にあたり、これまでに1877名の外国人がこの上海の対外表彰の最高栄誉を受賞しました。
授賞式の会場では、受賞者たちは、上海は夢を実現する場所であるだけでなく、遠くから来た者にとっての楽しい地であると自身の経験を述べました。「上海とともに成長していきたい」というのが受賞者全員に共通する願いです。
菅野真一郎氏は1984年に日本興業銀行(現みずほ銀行)上海駐在員事務所首席駐在員として上海に赴任して以来、29年間、中国ビジネスに携わり、上海における大型の外貨ファイナンス案件のサポートや、中日合弁事業の大型案件を数多く推進し、上海の外資誘致・投資市場の開拓に貢献してきました。
今年81歳になる菅野氏は、「私が上海で手掛けた案件で失敗したものは1つもない」と述べ、上海人の知恵と才能、契約精神、そして経済発展への全面的なコミットメントが、日本企業が上海の将来を楽観視する重要な理由であると記者に語りました。彼は日本の企業家たちに、年に2、3回は上海に来て、上海の経済発展を自分の目で見るように呼び掛けています。
ソニー(中国)有限公司の吉田武司総裁は、長期的発展のための戦略的ビジョンを持って中国での事業展開をさらに深化させていくとし、「私たちは中国のクリエイターが世界に進出することを引き続きサポートし、グローバルな文化交流に貢献できるよう支援していきます」と述べました。