猫を飼っていると、愛おしさのあまりに、本名とはかけ離れた「あだ名」で呼んでしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか?実は、個体ではなく「猫種名」自体にも、あだ名がつけられている純血種の猫たちがいます。今回は、そのなかから4種をピックアップしてご紹介しますので、ぜひ読んでみてください。
1.ターキッシュバン
「ターキッシュバン」は、猫の楽園とも呼ばれている国、トルコで発生した猫種です。
猫にしては珍しく、水を恐れない傾向があり、泳ぎも得意だと言われていることから「スイミング・キャット」というあだ名がつけられています。
他の猫種と違って、被毛の防水性が高いため、水に濡れる抵抗があまりないのかもしれません。
そんなターキッシュバンは、紀元前1200年頃から存在していたという説もあり、歴史の長さがうかがえますが、現代になった今でも、希少な猫種であることには変わりはないようです。
トルコにあるアンカラ動物園とトルコ農業大学では、ターキッシュバンの種を保存していくための取り組みを行っています。
2.シンガプーラ
公認を受けている純血種のなかで、世界最小サイズとされている猫種は、シンガポールで発生した「シンガプーラ」です。
「シンガポール」のマレー語読みが由来とされている猫種名ですが、気になるあだ名は「妖精」です。
小さい体と大きな瞳、さらに光が当たるとキラキラと輝いて見える被毛も持っているシンガプーラには、まさにぴったりのあだ名と言えるでしょう。
成猫になっても3kg前後ほどにしかならないのですが、実は筋肉質というギャップもあり、その数えきれない魅力には、誰もがトリコになってしまうのではないでしょうか?
3.アメリカンショートヘア
「アメリカンショートヘア」は、日本においても、人気が高い猫種でしょう。
もともとは「ドメスティックショートヘア」として、1906年に品種登録を受けましたが、1966年に現在の名称に変更しています。
アメリカンは発生国の「アメリカ」、そしてショートヘアは「短毛」を意味します。多くの人がご存知のとおり、日本では「アメショー」という略名で呼ばれています。
一方アメリカでは、アメリカンショートヘアの祖先が、ネズミ退治に尽力していたことから「マウサー(日本語でネズミ捕り)」というあだ名で親しまれています。
その働きぶりは、ワーキングキャットとも称され、古くから人間と共生してきた猫と言えるでしょう。
4.シャム
タイで発生した「シャム」は、当時はとても高貴な存在として扱われており、タイの王族や貴族しか飼うことが許されていなかったほどです。
たしかにスレンダーで美しい風貌からも、王家らしい育ちのよさを感じさせるでしょう。
しかし、性格は意外にも、おしゃべりだということをご存知でしょうか?
声を出すことでコミュニケーションを取ろうとする賢さを持っており、「おしゃべりキャット」というあだ名がつくほど愛されています。
また、面白いことに、日本ではタイの旧名とされる「シャム」が定着していますが、海外では、品種登録名でもある「サイアミアーズ」と呼ばれることが一般的です。
まとめ
今回は、猫種名とは別のあだ名を持つ純血種として、ターキッシュバン、シンガプーラ、アメリカンショートヘア、シャムの4種をご紹介しました。
祖国は違えども、いずれの猫種も世界的に愛されています。
あだ名の由来を知ることで、より猫の特徴や魅力を発見できるとともに、猫たちがどれほどの大きな愛情を受けているかを感じられるのではないでしょうか?
愛猫のあだ名も、いつの間にか原型を留めていないものが多いですが、これを機に、性格や見た目にぴったりな、新たなバリエーションを増やしてみるのもよいかもしれません。
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