犬が『関節』を痛がっているときに見せるサイン5選 病気の原因や治療法まで

2024-12-02 20:00

わんこは四足歩行で足腰が強いイメージがありますが、実は意外と関節の疾患を発症しやすい傾向があります。こんな仕草をしていたら関節を痛がっている可能性があるため要注意です。

️関節が痛いときのサイン

マッサージを受けている犬

1.動作に時間がかかる

立ち上がるのに時間がかかる、座るときや伏せるときにもそろそろと動いているなど、足の体勢を変える際に異様に時間がかかっている場合、関節に違和感があるために痛みを感じないよう気にしている可能性があります。

他にも階段を昇り降りする動作、ベッドやソファに飛び乗る動作がゆっくりになったり、そもそも嫌がるようになることもあります。

2.特定の足をかばって歩く

足を引きずってびっこを引いている、足が地面につかないように浮かせて歩いているなど、特定の足をかばって歩いている場合も関節の疾患や足に痛みがあることが疑われます。

3.スキップのような歩様になる

歩いたり走ったりしている際に特定の足が上手く伸縮せず、まるでスキップをしているような歩様になることがあります。

何も知らないと「可愛い」と誤解してしまう可能性もありますが、わんこが機嫌が良くてスキップをすることはないため、スキップしている場合は関節の疾患を疑いましょう。

4.モンローウォーク

モンローウォークとは、名優マリリン・モンローが映画『ナイアガラ』の中で見せた、腰を左右に振るセクシーな歩き方のことです。

このモンローウォークのように、わんこが腰を異様に振りながら歩くようになった場合、関節疾患の可能性があります。イメージしづらい場合は動画サイトで検索してみるとどんな動きを指しているのか確認できます。

5.特定の足が細くなる

シニア期に入って全ての足が同様に細くなるのは、筋肉量が減るためなので自然なことです。

ただし全ての足が細くなるのではなく、特定の足だけが他の足に比べて異常に細くなっている場合は何らかの疾患が影響していることを疑うべきです。

️犬に多い関節の病気

犬のレントゲン写真

関節炎

わんこの関節疾患で最も一般的なのは関節炎です。加齢や肥満、過度の運動によって関節に過剰な負担がかかることや、逆に運動不足が原因で発症する場合もあります。

特に冬は痛みが出やすい傾向にあり、動作がゆっくりになったり触ろうとすると怒ったりすることがあるので要注意です。

治療としては鎮痛剤で痛みを抑制したり、生活改善や体質改善を行って原因を取り除いていきます。

膝蓋骨脱臼(パテラ)

パテラは膝蓋骨いわゆる膝の「お皿」が脱臼してズレてしまう病気です。発症初期段階の特徴的な症状は、スキップのような歩様になることです。

また初期のうちは脱臼しても自分で治してしまうことが多く、不自然なタイミングで足をぐーっと伸ばす仕草が見られることもあります。

外傷がきっかけで発症することもありますが多くは先天的なもので、フローリングで滑ることや段差の昇り降りを繰り返すことで発症リスクが上がります。

特に日本で人気のある小型犬(トイ・プードル、ポメラニアン、チワワなど)は好発犬種として注意が必要です。

軽度の場合は内科的治療が可能ですが、歩行が困難になるなど悪化してしまった場合は外科手術が必要になります。

股関節形成不全

股関節形成不全はその名称の通り、発育段階で股関節に異常が生じる病気。動作に時間がかかったり、モンローウォークのような歩き方をするのは股関節形成不全の代表的な症状です。

原因は食事や運動の問題も指摘されることがありますが、やはり遺伝的な要素が強く、大型犬(ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバーなど)で発症しやすい傾向があります。

治療法としては関節炎と同様に痛みの抑制とリハビリがメインですが、若齢の場合や内科治療に効果が見込めない場合は外科手術を行います。

レッグペルテス

レッグペルテスは太ももの大腿骨の骨頭部分が壊死してしまう病気で、主に小型犬の子犬が好発します。

特定の足をかばったり、特定の足のみ細くなったりするのが症状です。多くは先天的なものが原因です。治療としては保存療法がメインの他の関節疾患とは異なり、病状の進行を防ぐために壊死した骨頭部分を除去する外科手術を行うのが一般的です。

️まとめ

足を怪我している犬

関節の疾患はそれ自体が命に関わるものは少ないですが、自由に歩いたり走ったりすることができなくなるため運動不足やストレスの原因になります。

早期発見で適切な治療を行うことが大切なため、おかしいなと思ったらすぐに動物病院を受診し検査を受けましょう。

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