ジャカルタ(インドネシア)、2024年12月7日/PRNewswire/ -- インドネシアの国営電力会社PT PLN(ペルセロ)は、「Connext Powered by PLN」プログラムを通じて、アジア全域のスタートアップ企業に持続可能なエネルギーのイノベーション推進に向けた協力を呼びかけています。このプログラムは、PLNのより適応力が高く革新的なエネルギー企業への変革を支援し、ネットゼロ排出を目指す取り組みを推進するとともに、アジア太平洋地域のスタートアップ・エコシステムにおける積極的なプレイヤーとしての存在感を強化し、協力と成長を促進することを目的としています。
PLN Delegates Unveil Vision for Business Growth, Sparking Innovation and Strategic Partnerships with Japan’s Startups
日本訪問:ベンチマークと協業促進
この取り組みの一環として、PLNの代表者が2024年10月に1週間にわたり日本を訪問しました。日本が選ばれた理由は、2027年までに100のユニコーン企業と10万のスタートアップ企業を創出し、10兆円の投資を誘致することを目指す野心的な「スタートアップ育成5か年計画」に基づき、アジア最大のスタートアップ拠点となることを目指しているためです。さらに、日本はエネルギー関連のイノベーションで世界をリードしており、2000年から2023年の間に、水素および燃料電池(10.5%)、eモビリティ(21.8%)、太陽光エネルギー(7.7%)、エネルギー貯蔵(22.5%)、そして炭素回収(0.8%)といった分野で10万8,000件以上の特許を出願しています。
訪問期間中、PLNの代表団は、再生可能技術、水素およびアンモニア発電、AI、半導体関連のスタートアップ企業のオフィスを複数訪問しました。これらのスタートアップ企業は、インドネシアにおけるPLNのクリーンエネルギー転換およびデジタルトランスフォーメーションのプロセスを豊かにする可能性を秘めています。PLNは、グーグルキャンパスで選定されたスタートアップ企業との1on1ミーティングを開催し、パイロットプロジェクトや概念実証イニシアチブの可能性を探りました。
この訪問の重要な成果の1つは、日本のオープンイノベーションプラットフォームであるCrewwとの覚書(MoU)の締結であり、これは同プログラムにおけるPLN初の国際的な協力を示すものです。この提携により、PLNはCrewwの8,000のスタートアップ企業および450のアクセラレータープログラムのネットワークとつながり、地域全体のスタートアップ企業との将来的な協業への道を切り開くことになります。
「この取り組みは、イノベーションと協業に富んだエコシステムを構築し、グリーンエネルギー分野のスタートアップ企業に大きな機会を創出するための戦略的な一歩です。この協力的な取り組みは、経済成長の促進、雇用創出、貧困軽減、そして環境保全に向けたPLNの強いコミットメントを反映しています。」とPLNの社長であるダルマワン・プラソジョ氏は述べました。
2023年に開始された「Connext Powered by PLN」プログラムは、インドネシアのエネルギー関連スタートアップ企業をつなぎ、再生可能エネルギー分野におけるイノベーションの促進を目的としています。その成功を基盤に、PLNは地域での活動範囲を拡大し、持続可能なエネルギーエコシステムへの取り組みをさらに強化する計画です。
アジアのスタートアップ企業がPLNとどのように連携できるかについては、こちらをご覧ください:https://plnconnext.com/