外交関係樹立100周年でトルコを公式訪問中の秋篠宮ご夫妻。訪問を通じて見えたのは、互いの“被災地支援”で支えあってきた強い絆でした。
【動画】秋篠宮ご夫妻トルコを公式訪問 支援が生んだ感謝の気持ちと強い絆
つい先ほど、秋篠宮ご夫妻が訪れたのはトルコ・イスタンブールにある「海事博物館」。ここには「日本とトルコの友好の原点」が展示されています。
1890年、和歌山県沖で沈没したトルコの軍艦「エルトゥールル号」。海に投げ出されたトルコ人を助けるために懸命に救助を行った日本人の姿がいまでも語り継がれています。
これまで、日本とトルコは“苦難の時”に互いに手を差し伸べてきました。記念式典でも…
秋篠宮さま
「両国は、地震が多発する国同士として助け合ってきました」
2011年の東日本大震災。日本が悲しみに暮れる中、トルコは緊急援助隊を派遣。諸外国の中で最長の3週間にわたり、支援活動を行いました。
一方、昨年トルコを襲った地震では日本が援助隊を送り、救助に力を尽くしました。
おととい、エルドアン大統領と面会された秋篠宮さま。大統領からも被災地支援について感謝を伝えられたといいます。
また、ご夫妻も東日本大震災で来日した緊急援助隊の隊長と面会し、感謝を伝えられました。
秋篠宮さま
「助けていただき、ありがとうございます。深く感謝いたします」
両国は今、友好関係をさらに発展させています。
トルコのアンカラ大学。ここでは、日本文化を学ぶ学生も多いといいます。
ご夫妻は、書道や折り紙などの日本文化を学ぶ学生とも交流されました。
秋篠宮さま
「これはものすごく時間がかかったでしょう」
紀子さま
「折り紙の世界が広がって」
秋篠宮ご夫妻は、日本がトルコから受けた被災地の支援に感謝を伝えられる場面が多く見受けられました。トルコ側からも、日本からの支援に感謝する声が聞かれました。両国は相手を思いやる「支援」によって絆をより一層、深めたように感じられました。