きょうも長崎の被爆者は…被爆体験を後世に語り継ぐ　すでに亡くなった被爆者の苦労も　まもなくノーベル平和賞授賞式　日本被団協

被爆者　長野靖男さん
「母親はあわてて台所のかまどの火を消して、兄を先に走らせて、私の手を引いて防空壕へ走った」

【動画】きょうも長崎の被爆者は…被爆体験を後世に語り継ぐ　すでに亡くなった被爆者の苦労も　まもなくノーベル平和賞授賞式　日本被団協

2歳の時、爆心地から5キロの自宅で原爆にあった、長崎の被爆者・長野靖男さん（81）です。

きょうは、修学旅行で熊本から長崎を訪れた小学生に自身の体験を語り、原爆の悲惨さや、すでに亡くなった被爆者の苦労なども伝えました。

今回のノーベル平和賞では、こうした被爆者の地道な証言活動が評価されています。

熊本市立 慶徳小学校　6年生
「地球のすべての人や国が一緒になって、同じ目標に向かって平和を大切にする」
「けんかをしないことや、小さいことで平和になっていく」

長野靖男さん
「いかに若い人たちに引き継いでいくかが課題。被爆者でなければできないこと。被爆体験を愚直に語りつぐこと」

核兵器のない世界を作るという被爆者の願いが、きょうも長崎から広がっています。