石破総理は10日、アメリカのオースティン国防長官と会談し、日米間の防衛協力などについて意見を交わしました。
石破総理
「おそらく100年後の歴史の教科書には、2024年は歴史の大転換であったと称されることになるであろう」
石破総理は会談の冒頭、この1週間の間に▼韓国の尹錫悦大統領の「非常戒厳」の宣言や、▼シリアのアサド政権が崩壊したことに触れ、「1週間経つと世の中はがらっと変わってしまう」と話しました。
その上で、“安全保障環境が一層厳しさを増す中、日米同盟の抑止力・対処力の強化に日米で共に取り組んでいきたい”と呼びかけました。
一方、オースティン長官は“日米同盟の重要性はかつてないほど高まっており、自由で開かれたインド太平洋を実現するため、連携を強化していきたい”と話したということです。
両者は、▼日米同盟の指揮・統制の向上や、▼防衛装備や技術協力の推進などを継続していくことで一致しました。