ドイツのショルツ首相は、自身の信任決議案を連邦議会に提出しました。すでに連立政権が崩壊していて、信任決議案は今月16日に否決されて、不信任となる見通しです。
ドイツのショルツ首相は先月、来年度の予算をめぐって対立し、連立を組んでいた党首でもある財務相を解任し、連立政権が崩壊しました。
ショルツ首相は11日、自身の信任決議案を下院にあたる連邦議会に提出。議会では少数与党のため、信任案は今月16日に否決され、不信任となる見通しです。その後、大統領が議会を解散し、総選挙は来年2月23日に予定されています。
最新の世論調査では、最大野党の保守「キリスト教民主・社会同盟」が首位で、極右政党「ドイツのための選択肢」が続き、ショルツ首相の中道左派「社会民主党」は支持を伸ばせていません。
ヨーロッパでは、フランスでも予算案をめぐって極左と極右政党が反発し、内閣が総辞職するなど混乱が広がっています。