日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)の表彰が18日、都内で行われ、GTPA特別賞に松山英樹(32、レクサス)、笹生優花(23、アース製薬)、古江彩佳(24、富士通)、竹田麗央(21、ヤマエグループHD)、上田桃子(38、ZOZO)の5人が選出、GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤーに男子は杉浦悠太(23、フリー)が選ばれた。
【写真を見る】GTPA表彰 特別賞に“休業宣言”上田桃子「頑張らない生活を堪能したい」米女子ツアー挑戦の竹田麗央は「自分のゴルフを出せるように」
2024年ゴルフ界を盛り上げたGTPAルーキー・オブ・ザ・イヤーに男子は杉浦が選出、「来年は賞金王を目指して頑張ります」と誓った。杉浦は去年、11月のダンロップフェニックストーナメントでツアー史上7人目となるアマチュア優勝を挙げGTPA特別賞を獲得も表彰式には出席することが出来なかった。今年はプロ転向1年目でメジャー大会の日本プロゴルフ選手権で大会史上5人目となる大会初出場で初優勝を果たし、新人賞を獲得した。
GTPA特別賞には8月のパリオリンピック™で日本男子ゴルフ界初となる銅メダルを獲得した松山が受賞、「これからも日本の若い選手が、世界の舞台で活躍できることを願いつつ、私自身、更なる目標に向けて努力を続けたい」とコメント。
米女子ツアーの全米女子オープンを逆転で2度目の優勝、海外メジャー2勝は日本ゴルフ界男女通じて初の快挙となった笹生は「本当にいろんな勉強もできましたし、良いことも上手にいかないときもありましたけど、大きい怪我なくシーズンを終えたので、良かった」と語った。
米女子メジャーツアーのエビアン選手権で優勝、米女子ツアー平均ストローク69.988で1位を獲得し、日本勢初の“ベアトロフィー”を受賞した古江。「1年通しての結果が本当に一番難しいことだと思うので、日本人初っていうのを自分ができたっていうのはすごく嬉しい」と笑顔を見せた。
前日のLPGA表彰では“5冠”を達成、今季日本女子ツアーで年間8勝をマークし、年間女王に輝いた竹田、前日は振袖姿だったが、この日は紺色のドレスで登壇。来季からのアメリカツアー挑戦について問われると「早くアメリカツアーの生活に慣れて、アメリカでもしっかり自分のゴルフを出せるように頑張りたい」と力強く答えた。
野球観戦が好きな竹田はアメリカでの楽しみを聞かれると「メジャーリーグを見たことないので、日程を見て、ぜひ見に行きたいです」と話した。
そして、2005年から女子ゴルフ界を牽引し、2007年には21歳156日と当時史上最年少で賞金女王に輝いた。通算17勝を挙げて、2024年のシーズン終了後に“休業宣言”をした上田、シックなグレーのスーツで登壇し「最初デビューした頃は、本当に先輩しかいなくて、挨拶の仕方から教えていただきましたし、あとはプロアマの大切さだったりをその当時の樋口久子会長に教えていただいていたので、ゴルフ以外のこともたくさん学ばせてもらいました」と振りかえった。
最後の試合となった11月の大王製紙エリエールレディスオープンは「ずっと楽しむっていう気持ちよりは、一生懸命やるぞという気持ちで戦ってきたので、初めての感覚だったというか、なんか幸せな気持ちで最後プレーすることができたので、初めて楽しむという感覚を味わえたかなと思います」と語った。来年は「とりあえずは頑張らない生活を堪能したいと思います」と笑顔で語った。
【2024年 GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤー】
男子:杉浦悠太(23、フリー)
女子:該当者なし
【2024年 GTPA特別賞】
松山英樹(32、レクサス)
笹生優花(23、アース製薬)
古江彩佳(24、富士通)
竹田麗央(21、ヤマエグループHD)
上田桃子(38、ZOZO)