フランスのサルコジ元大統領が汚職などの罪に問われた裁判で、フランスの最高裁判所は控訴審判決を支持し禁錮3年、うち執行猶予2年、実刑1年を言い渡しました。戦後の大統領経験者で実刑判決が確定したのは初めてです。
サルコジ元大統領は退任後の2014年、自らの違法献金疑惑に関する捜査情報を聞き出そうと、当時の検察幹部に人事の口利きを持ち掛けたとして汚職などの罪に問われていました。
フランスの最高裁判所にあたる破棄院は18日、有罪とした2審判決を支持し禁錮3年、うち執行猶予2年、実刑1年が確定しました。
実刑については、刑務所への収監ではなく自宅で電子ブレスレット着用による執行となります。
フランスの大統領経験者として戦後に実刑が確定したのは初めてです。
サルコジ氏はXで「自分の責任を受け止め、すべての結果に向き合うつもりだ」とコメントしています。