逃走車両を細工し警察からの発見を困難にしていたか 千葉・柏の住宅で夫婦が殺害された事件　行方を追っていた77歳の男を公務執行妨害の疑いで逮捕

千葉県柏市で夫婦が殺害された事件に関連して行方を追っていて逮捕された77歳の男が、逃走に使っていた車のナンバーの一部を見えないよう細工していたことがわかりました。

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この事件は、おととい夜、柏市高柳の住宅で渡来敏明さん（59）と妻の礼子さん（59）が殺害され、直後に近所で起きた火事で住宅8棟が全焼したものです。

警察は、放火の疑いで火元とみられる家に住む職業不詳の酒巻馨容疑者（77）の逮捕状を取り、行方を追っていましたが、きのう夕方、印西市内のあぜ道に「朝から不審な車がある」との通報があり、警察官が職務質問しようとしたところ、車を急発進させ、警察官に至近距離まで接近したため、公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されました。

その後の捜査関係者への取材で、酒巻容疑者は逃走に使っていた車のナンバーの一部をテープで隠し、警察から見つからないように細工していたことがわかりました。

近隣住民
「（酒巻容疑者の）隣人が物を壊されたり、盗まれたりが頻繁にあってトラブルになってて、怒号が聞こえた」

酒巻容疑者は、死亡した渡来さん夫婦との間に金銭トラブルがあったとみられていて、警察は火事と渡来さん夫婦が死亡した殺人事件との関連も捜査しています。