外国為替市場で一時1ドル=158円目前まで円安が進行したことについて、加藤財務大臣は「行きすぎた動きに対しては適切な対応をとる」と述べ、市場の動きをけん制しました。
加藤勝信 財務大臣
「足元では一方的、また、急激な動きが見られると認識をしています。行きすぎた動きに対しては、適切な対応をとってまいりたいと考えております」
加藤大臣はこのように述べ、「為替相場はファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要だ」との考えを改めて強調しました。
外国為替市場では、日銀の植田総裁が19日の会見で利上げに慎重な姿勢を示したことで、円売り・ドル買いが進行。
日本時間20日の午前には、1ドル=157円90銭台と、およそ5か月ぶりの円安・ドル高水準となりました。