東京証券取引所の元職員がインサイダー取引をした疑いで刑事告発された問題。親会社の日本取引所グループは、金融庁から報告徴求命令を受けたと明らかにしました。
この問題は、証券取引等監視委員会が東証の細道慶斗・元職員(26)とその父親(58)をインサイダー取引の疑いで東京地検特捜部に刑事告発したものです。
日本取引所グループは、元職員をきょう付で懲戒解雇処分にしたとしています。
日本取引所グループ 山道裕己 CEO
「投資家が安心して取引できるためには、マーケットへの信頼があってこそというふうに認識しております。再発防止の徹底を図り、信頼の回復に向けて全力で取り組んでまいります」
取材に応じた山道CEOはこのように話したうえで、調査検証委員会による検証をふまえ、調査報告書を公表する方針を明らかにしました。
また、日本取引所グループは金融庁から報告徴求命令を受けたと発表しています。