中国軍は最新型の強襲揚陸艦「四川」の進水式を行ったと発表しました。
中国国営の中央テレビによりますと、中国海軍が開発、建造した最新型の強襲揚陸艦「四川」の進水式が27日、上海で行われました。
強襲揚陸艦は、上陸作戦に必要な部隊や戦車、火砲、また、作戦を支援するための航空部隊などを運ぶ艦艇です。
「四川」は、戦闘機をより速いスピードで発艦させることができる電磁式カタパルトを搭載。
中国メディアはこれまでの強襲揚陸艦よりも大型化していることや「無人機やヘリコプターを同時に離陸させることができるなど、より大規模な上陸作戦を展開することができる」といった専門家のコメントを紹介。遠洋での攻撃能力が向上するとアピールしています。
上陸作戦に欠かせない強襲揚陸艦を配備することで、台湾や南シナ海での領有権争いが激しさを増しているフィリピンに対する軍事的圧力を強め、けん制する狙いがあるものとみられます。