猫も犬ほどではありませんが、ものを自分のテリトリーに隠すことがあります。いったいどうして猫はものを隠すのか?今回は猫がものを隠す心理と隠しがちなものを紹介します。
1.猫がものを隠すのは本能
猫がものを隠す理由として、まず考えられるのは野生時代の本能です。野生時代の猫は、捕まえた獲物を安全な場所に持ち帰り、隠しながら食べていました。当たり前ですが、捕らえた獲物は猫にとって貴重なもの。何がなんでも他の動物に奪われるわけにはいきませんでした。
イエネコになってからも野生時代の本能は残っています。イエネコの場合は捕らえた獲物の代わりに、お気に入りのおもちゃや飼い主さんの私物などを自分のベッドやソファー下などに隠すことがあるそうです。
2.隠した時に楽しい経験があった
続いて挙げられる理由として、隠した時に楽しい経験があった可能性です。猫は経験を理由に行動を繰り返すことがあります。具体的には、何かものを隠した後に飼い主さんに褒められた、遊んでもらえたなど楽しい経験が起こると、「隠すこと=楽しさが得られる」と学習します。
その結果、また褒めてもらおう、遊んでもらおうと同じ行動、ものを隠すことを繰り返してしまうのです。
3.嫌な出来事をきっかけに隠すようになった
前述したケースとは逆に嫌な経験からものを隠すようになった可能性もあります。たとえば、おもちゃで遊ぼうとしたところ同居している猫に横取りされたなど、猫が嫌な経験をしたとします。そうした出来事を避けようと、あらかじめお気に入りのおもちゃを隠そうとする可能性も考えられます。
猫がよく隠すもの
それでは具体的に猫はどんなものを隠そうとするのか?想定されるものとして下記が挙げられます。
- お気に入りのおもちゃ
- 飼い主さんの私物
一番多いのは、やはり猫が気に入っているおもちゃでしょう。猫にとっておもちゃは獲物の代わりみたいなもの。本能的に隠してしまってもおかしくありません。
また、飼い主さんの私物も猫が隠しやすいもののひとつ。飼い主さんの匂いが付いた私物は、猫にとって好奇心を刺激するアイテム。大好きな飼い主さんの匂いがして安心感を覚える猫もいることでしょう。おもちゃ同様、気づかぬうちに隠されてしまうこともあります。
猫がお気に入りのおもちゃや大事な私物は、猫が隠してしまう前に飼い主さんが管理してあげましょう。
まとめ
ものを隠すのは犬がよく行う行動ですが、猫も行うときがあります。気づかないだけで、実は飼っている猫ちゃん達も身の回りのものを自分の隠れ家にこっそり隠しているかもしれません。
今回の記事を参考に、猫がなにかおもちゃや飼い主さんの私物を隠していないかチェックしてみてください。
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