韓国南西部の務安空港で着陸中だった旅客機が滑走路を外れて壁に衝突した事故で、消防によりますと、午前11時20分現在、47人の死亡が確認されました。
韓国の消防庁などによりますと、29日午前9時ごろ、全羅南道の務安空港に着陸していた済州航空の2216便が滑走路を外れて壁に衝突し、火災が発生しました。
旅客機には乗客・乗員あわせて181人が搭乗していて、これまでのところ、47人の死亡が確認されたということです。
韓国メディアによりますと、乗客は韓国人173人と、タイ人2人、乗務員は6人だということです。
旅客機はタイのバンコクを出発し、務安空港に向かっていました。
韓国の聯合ニュースは、「鳥類の衝突による着陸装置の不具合が原因と推定される」と報じています。
大統領の職務を代行している崔相穆副首相は、可能な限りの人員を動員し、人命の救助に総力を挙げるよう指示しました。