従来のタバコはダメだけれど、電子タバコなら大丈夫!そんな油断がもしかしたら愛猫を窮地に追い込んでしまうかもしれません。今回は『電子タバコ』が絶対NGな理由を徹底管理いたします!
『電子タバコ』もNGの理由4つ
従来のタバコと比べて有害物質の発生が大幅にカットされる電子タバコ。"電子タバコのみ可"とする喫煙所も多く、愛煙者の救世主的な存在になりつつあります。
実際問題、副流煙の心配がないのであれば猫がいるスペースで使用しても大丈夫なのでは?と思う飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
実は、その油断が大きな落とし穴なのです。たとえ電子タバコでも猫の前では絶対NG!!願わくは禁煙してほしい理由を4つ紹介いたします。
1.誤飲する可能性がある
猫の中でも特に遊び盛りの子猫や若い猫は、電子タバコ本体に興味を持って遊んでしまう可能性があります。
最初は転がす程度のイタズラも、エスカレートすれば舐めたり食べたりすることに発展し兼ねません。電子タバコといえど、ニコチンが含まれている商品もあるため、中毒を引き起こす恐れがあります。
猫がニコチン中毒を発症すると、消化器症状(嘔吐や下痢)・よだれ・震え・心拍数や呼吸数の上昇・血圧上昇もしくは血圧低下・痙攣などの症状を呈します。
猫が中毒症状を引き起こす量はわかっていません。だから尚のこと、電子タバコに触れた後に何らかの症状が見られた場合は診察を受けてください。
2.微量の煙も悪影響を及ぼす恐れがある
電子タバコも使用中は微量の煙が放出されます。猫の呼吸器系や免疫系にはこの微々たる煙でも影響を及ぼします。
考え得るリスクとしては、アレルギー反応が出る・呼吸器の病気・消化器系の病気などがあります。
また、直接煙を吸い込む2次喫煙(副流煙)は免れたとしても3次喫煙(衣類やカーテンへの付着)は避けられません。
つまり、猫がその床やカーテンを舐めることで化学物質が体内に取り込まれ、それが猫の健康に影響を及ぼす恐れがあるということです。
それが後々病気につながる可能性があります。
3.タバコ液に有害物質が含まれている
電子タバコ内に含まれる『タバコ液』には、プロピレングリコールという成分があります。これが猫の赤血球を破壊し、貧血を引き起こす恐れがあります。
更にタバコ液に含まれるキシリトールは、低血糖や嘔吐を引き起こし、最悪の場合は命を奪う危険性があります。
4.リモネン中毒のリスクがある
電子タバコの中には柑橘系のフレーバーのスティックがあります。これにはみかんの皮の成分であるリモネンが含まれるため、猫に中毒を引き起こす恐れがあります。
猫がリモネン中毒になると、皮膚の炎症・四肢のしびれ・嘔吐などの症状が現れます。柑橘系のフレーバーが好みという飼い主さんは、本体のみならずスティックの徹底管理が求められます。
まとめ
従来のタバコが猫に良くないのはイメージ通りです。電子タバコはどこか気が緩んでしまうかもしれませんが、4つも危険因子がありました。
人間への悪影響は抑えられたとしても、猫への影響は従来品並みと捉えて良いでしょう。
喫煙者にとっては難しい挑戦になるのかもしれませんが、愛猫に少しでも長生きしてほしいのであれば禁煙するのが一番です。どうか今一度、検討してみてはいかがでしょうか。
尚、ここで紹介したリスクや影響に関してはメーカーによって異なる部分があります。実際に使用している方は、説明書と照らし合わせながら確認してください。また何か疑問がある場合は勝手に自己判断せず動物病院に相談しましょう。
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