寝たきりになってしまって自分では歩くことが出来ない老犬。しかし、飼い主さんの愛情がたっぷり詰まった手作り歩行器により、再び「歩く喜び」を得ることができたようです。
何歳になっても自分の足で歩きたい・・・その想いは犬も同じ。自分で歩けなくなった愛犬のために飼い主さんが作り上げたのは、工夫を凝らした手作り歩行器でした!
生き生きと歩く老犬の姿がInstagramに投稿されると、動画は22万再生を突破し、3.5万いいね!が寄せられています。
飼い主さんお手製の歩行器
動画に登場する柴犬の「くぅ」ちゃんは、飼い主さんと一緒に長い年月を共にしてきた老犬さん。撮影当時のくぅちゃんは、認知症と足腰の弱りのため、自分で歩くことが出来なくなっていました。
そこで飼い主さんが作ってあげたのは、手作りの歩行器。歩行器に乗ると、寝たきりのはずのくぅちゃんの足は、いちに、いちに・・・と動き始めます。
自力で体を支えられず、ケガをするリスクもあるくぅちゃんのため、歩行器にはいくつもの工夫が凝らされていました。
歩行器を横から見てみると、基礎となる塩ビのパイプは歩いている途中に足がぶつからないように調節してつながれ、前のめりになるのを防ぐ顎置きや、前方の障害物で目や鼻を打たないようにする補助リングもついています。
スタスタとスムーズな足取りでお散歩
そのおかげもあって、くぅちゃんの歩行はとてもスムーズ!飼い主さんは、この歩行器が寝たきり犬でも歩けるようになるアイテムとなってくれたことから、「魔法の車椅子」と呼んでいたそうです。
前に向かってどんどん歩くくぅちゃんの表情は、「歩きたい」という気持ちが満たされているからか、とても穏やか。体をしっかりと支えてくれる歩行器があることで、体は斜めに傾いたりすることもなく、まっすぐを維持できています。
寝たきりだからといって散歩を諦めるのではなく、歩行器を使って歩く時間を作ってあげることで、こんなにも優しい表情になってくれるなんて・・・。
これはまさに、歩行器を通して飼い主さんがくぅちゃんの体と心にかけてあげた素敵な魔法だったに違いありません。
最期までたくさん歩いた日々
歩行器に乗って散歩を楽しむくぅちゃんを、飼い主さんも手押し部分を使いながら、後ろから歩行をサポートしてあげています。介護は決して楽なものではありませんが、飼い主さんにとってもくぅちゃんと歩いた時間はかけがえのないもののはず!
そんなくぅちゃんは、18歳の大往生でお空に旅立っていきました。いつかまた、虹の橋のふもとで飼い主さんと出会った時には、一緒に楽しく歩いてくれることでしょう。
この投稿には、『凄いね。がんばれがんばれ‥歩くの早いね』『ちゃんと歩けていて、スゴイスゴイ!』『可愛い♡外の空気は気持ちいいですね』『頑張って沢山歩いたね。幸せものさんだよ♡』『本当にえらかったね』などのくぅちゃんを絶賛する声が相次ぎました。
また、『これ考えた人本当に凄い♡どんな状況でも自分の意思で歩こうとする事が大切ですよね』といった、飼い主さんの歩行器を称賛するコメントも寄せられています。
寝たきりでも、歩くことや飼い主さんとのお散歩をめいっぱい楽しんでいたくぅちゃんの姿は、Instagramアカウント「モコ&ゆず チャンネル」からたくさんチェックできますよ♪
くぅちゃん、飼い主さん、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!
写真・動画提供:Instagramアカウント「モコ&ゆず チャンネル」さま
執筆:orion
編集:わんちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。
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