犬の無駄吠えはよくある悩みのひとつです。犬が吠えるのは、何か伝えたいことがあるときと言われますが、あなたは愛犬が何を伝えたがっていのか理解できていますか?今回は、犬が家の中で吠える理由について解説します。
愛犬が『家の中でだけ』吠える理由
1.不安だから
犬が家に迎えたばかりであれば、不安感から吠えることがあります。親や兄弟と別れて知らない場所に連れて来られるため、これから何が起こるのかわからなければ不安になりますね。
また「保護犬で一度飼い主に捨てられた」「死別した」などの経験がある犬は、人間の姿が見えなくなると不安がります。
かわいそうに思えますが、犬は人間に管理されないと生きていけない動物です。不安感をかき消すくらいに愛情を注いで、今の環境に慣れてもらいましょう。
2.警戒しているから
家の前を他人が通ったとき、インターホンが鳴ったときに吠える犬は多いです。犬は『家を守らなきゃ』『こっちに来ないで』というつもりで吠えています。
犬の祖先は人間の住居を守る番犬の役割をしていたので、自分の家に他人が来たら吠えるのは自然なことといえるでしょう。
3.退屈だから
留守番をさせるときなど、おとなしくしてほしいときにケージに入れたら吠える犬もいます。このときの犬は『なんで閉じ込めるの』『つまらないからここから出して』と訴えていると考えられます。
体力が余っている犬や、甘えん坊の犬には起こりがちです。ケージは牢獄ではなく個室というイメージになるように、居心地の良い環境を整えてあげてください。
4.空腹だから
人間の赤ちゃんはお腹が空くと泣いて訴えますが、犬も同じようにお腹が空くと吠えることがあります。
朝夕の1日2回に食事を与える人が多いですが、犬によっては食事と食事の間が長くて空腹になってしまう子もいます。
犬が吠えるのをやめさせるコツ
インターホンに慣れさせる
インターホンに警戒して吠える犬には、音に慣れさせる練習をしましょう。家に来客がいないときにインターホンを鳴らし、犬が吠える前に『おやつ食べよう』と声をかけます。
犬が吠え始める前に、おやつをあげることがポイントです。吠えたあとでは犬が『吠えたからおやつがもらえた』と勘違いするため、必ず吠える前にご褒美をあげてください。
協力者がいれば外でその人に鳴らしてもらい、1人のときは音を録音する、アプリを使うなどしてみてください。これを繰り返していくと、犬はインターホンに嫌なイメージがなくなります。
飼い主以外の人とふれあう
来客に吠えてしまう犬には、飼い主以外の人とふれあう機会を増やして警戒心を減らすのが良いです。可能であれば愛犬と来客を会わせ、かわいがってもらいましょう。
愛犬が吠えやすいと、散歩も人通りが多い時間帯をさける人が多いと思います。しかし、あえて人通りのある時間に散歩に行き、遠くから犬に通行人を見せて他人に慣れさせてください。
また、子犬のうちから他人に慣れさせておくと、人間への警戒心が減って吠えにくくなります。犬を迎えたら知人に会わせ、できるだけ人間とふれあうようにしましょう。
かまってあげる時間・運動する時間を増やす
飼い主の中には、つい忙しくて犬と過ごす時間は食事とトイレと短い散歩だけになっている人がいると思います。
犬は孤独を嫌う動物のため、「飼い主とはなるべく一緒にいたい」「かまってほしい」と思うのは当然です。朝起きたときや帰宅したなど、数分撫でるだけでも違うので、ちょこちょこかまってあげてください。
活発でもっと運動したい犬の場合、散歩では色んなコースを歩き、時間があるときには遊んで疲れさせましょう。嗅覚を使う知育玩具は、犬の脳を疲れさせる効果があり、室内でもできるのでおすすめです。
食事の時間や量を変える
愛犬が空腹で吠えるのであれば、食事の量と与える時間を見直してください。フードの袋に記載されている給餌量は、成犬時の体重を予想して計算されています。
標準より大きくなる犬ならば、普通のフードの量では足りません。犬の体型を見て足りないようであれば、フードを増やしてあげてください。
量が足りていても、食事と食事の間が長くて空腹になる犬もいます。その場合、量は変えずに回数を増やしてみましょう。
1日2回だったのを3回にする、早朝に空腹であれば夕食の一部を夜食にするといった対策をとると良いです。
まとめ
犬の祖先は人間と共に番犬の役割をし、群れで生活してきました。自分の住居を守る、仲間と一緒にいたがるというのは自然な行動のため、犬の吠えをやめさせるのは難しいです。
愛犬が吠えていると『うるさい』と怒りたくなってしまいますが、それでは解決になりません。まずは愛犬が吠える原因を探り、そのストレスを軽減できるようにしてあげてください。
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