「寝るときは必ず愛犬も一緒」という家庭も多いのではないでしょうか?寝るときの体制はさまざまですが、特に飼い主さんの腕枕で寝るのが大好きなわんこもいます。今回はその理由と注意点をまとめました。
️わんこが腕枕を好きな理由
飼い主さんに甘えたい
わんこが腕枕をせがんでくる大きな理由の1つは飼い主さんに甘えたいからです。飼い主さんを信頼していて大好きだからこそ、飼い主さんの一番近くで寝たいと考えて寄り添ってきます。何とも愛おしいですね。
飼い主さんの匂いで安心したい
腕枕の位置は飼い主さんの脇や口元の近くです。そのため飼い主さんの体臭をより強く感じられる場所になります。人間の感覚としては微妙な気持ちになるかもしれませんが、わんこにとっては大好きな相手の匂いに包まれるということはとても大切で至福なことです。
寒いので暖をとりたい
布団と枕を上手に使って人間のように眠るわんこの姿は、SNSやテレビでもしばしば笑いを誘います。わんこが布団で寝るのは暖をとりたいからという理由もありますが、加えて飼い主さんに寄り添うことで飼い主さんの体温を感じてより暖かくなりたいと考えているのでしょう。
️わんこと添い寝するときのポイント
腕枕がわんこの足腰の負担になることも
人間は枕を使って寝た方が背骨を自然な状態に保つことができますが、わんこの場合は骨格構造が違うため、飼い主さんの腕枕で寝ていると不自然な姿勢になってしまいます。
わんこの体の大きさによってもその影響度合は異なりますが、足腰に問題を抱えている子やシニア犬などの場合には注意してあげる必要があります。
ハネムーン症候群に注意
腕枕をして寝て起きた朝、腕や手が上手く動かせなかったり痺れてしまったりしたことはありませんか?これは橈骨神経麻痺と呼ばれる症状で、恋人に腕枕をすると橈骨(とうこつ)神経が圧迫されて起きることがあることから『ハネムーン症候群』とも呼ばれます。
わんこに腕枕をして寝た場合でも起きる可能性はゼロではなく、特に頭の重い大型犬の場合にはリスクがあることを認識しておきましょう。
飼い主さんの睡眠の質が低下する?
腕枕にかかわらず、わんこと同じベッドで寝ると飼い主さんの睡眠の質が低下すると指摘されることがあります。
わんこが寄り添ってくることで寝相が不自然な体勢になってしまったり、思うように寝返りが打てなくなってしまったりすることが原因とされています。確かにわんこが気持ちよさそうに寝ていると「自分は多少苦しい姿勢でも我慢しよう」という気持ちになってしまいますよね。
ですが一方で、わんこの温もりを感じながら寝ることで安心感やリラックス効果が得られ、不眠が解消されたという例もあるようです。睡眠の質が上がるか下がるかは人それぞれかもしれません。
️まとめ
いかがでしたでしょうか?愛犬家にとってわんこを腕枕して寝るのはある種の憧れでもありますよね。
かと言って、わんこが嫌がっているのに無理やり腕枕してホールドするのはストレスを与えてしまうので禁物です。
逆に寄り添ってきてくれなくなってしまう可能性もあります。わんこを腕枕するのはあくまでわんこが自分から寄り添ってきたら、そしてわんこの足腰の健康状態に問題ない場合に留めましょう。わんこが望むのであれば存分に腕枕を堪能してくださいね。
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