20日に行われるアメリカのトランプ次期大統領の就任式に合わせ、政府は日米など4か国による枠組み「クアッド」の外相会合の開催を検討していることが分かりました。
岩屋外務大臣はきのう、テレビ番組で、ワシントンで20日に行われるトランプ次期大統領の就任式に出席すると明らかにしました。
政府関係者によりますと、これに合わせ、現地で日本とアメリカ、オーストラリア、インドの4か国の枠組み「クアッド」の外相会合を開催する方向で検討しているということです。
去年11月、ワシントンを訪れ、トランプ次期政権の関係者らと会談した長島昭久総理補佐官はきょう、SNSに「トランプ政権のクアッド重視の姿勢は、今後のインド太平洋の安全保障に重大なインパクトを与えるだろう」と投稿しています。
ただ、開催には国務長官に就任予定のマルコ・ルビオ氏の人事がアメリカ議会で承認される必要があり、政府としては承認状況を踏まえながら検討を進めたい考えです。