あすから中国を訪問する江藤農林水産大臣は、中国税関総署の王令浚副署長と韓俊農業農村相とそれぞれ会談し、日本産水産物や牛肉の輸出再開などを協議する予定です。
東京電力・福島第一原発の処理水放出に反発する中国は、おととし8月から日本産水産物の輸入を停止しています。また、牛肉も2001年に日本でBSE、いわゆる狂牛病が発生して以降、輸入を取りやめています。
江藤拓 農林水産大臣
「日本産の水産物等の輸入規制の撤廃に加え、牛肉の輸出の再開、精米の輸出拡大という懸案について、私自ら働きかける。農林水産分野における両国間の協力関係の強化や、日本産の農林水産物食品の輸出拡大に向けたその解決に向けて、率直な意見交換をしたい」
江藤農水大臣は中国訪問を明らかにしたうえで、「中国のマーケットは非常に魅力的だ」とし、「水産物、そして牛肉、米を中心にアプローチしていきたい」と強調しました。