天皇皇后両陛下はあす兵庫県で行われる「阪神・淡路大震災30年追悼式典」などに出席するため、さきほど羽田空港を出発されました。
両陛下は午前10時10分ごろ、羽田空港に到着し、見送りの関係者とあいさつを交わしたあと、特別機に乗り込み神戸空港に向けて出発されました。
両陛下は午後、兵庫県の斎藤元彦知事から阪神・淡路大震災の復興状況を聞くほか、神戸市内の「兵庫津ミュージアム」を訪問し、被災の記録を伝える特別展を視察されます。
震災から30年となるあすは、両陛下出席のもと、兵庫県などが主催する追悼式典が行われ、陛下がおことばを述べられます。
1995年、震災発生当時、皇太子だった陛下は雅子さまとそろって避難所を訪れ、被災者を見舞われました。
宮内庁によりますと、両陛下は震災から30年を迎えて「復興を成し遂げた方々に引き続き寄り添っていきたい」と思われているということです。