中国政府は、学校で習近平国家主席の思想を学ぶための教育を強化する方針などを示しました。
中国の国営メディアによりますと、中国政府は19日、2035年までに「教育強国」を目指すための計画要綱を発表しました。
それによりますと、「習氏の思想を盛り込んだカリキュラムの作成を加速しなければならない」などとしていて、学校で習氏の思想や中国共産党の歴史を学ぶための教育を強化する方針が示されています。
共産党への忠誠心を高め、一党支配をさらに強化する狙いがあるとみられます。
ほかにも、大量の宿題や学習塾の削減と質の高い教育を同時に推進していくとしていて、“ゆとり教育”を続ける方針を示しました。
さらに、中学生や小学生の体育の時間は毎日2時間以上とし、子どもたちの肥満をコントロールする方針などが示されています。