アメリカのトランプ新大統領は、大統領就任式が行われる日には国旗を半旗にはせず、通常通り掲げるよう政府機関に命じました。
アメリカでは去年12月29日に亡くなったカーター元大統領に弔意をあらわすため、30日間、アメリカ国旗をポールの途中で掲げる「半旗」とするよう、バイデン前大統領が公的機関に指示しています。
こうした中でトランプ新大統領は20日の就任直後、大統領就任式が行われる日にはアメリカ国旗を半旗とはせず、通常通りの高さで掲げるよう命令する宣言を出しました。
トランプ氏の就任式が行われた20日に限らず、今後行われる就任式でも同じ対応を取るよう求めています。
カーター氏の死去に伴う公共機関での半旗の掲揚をめぐっては、トランプ氏が自らの就任式で半旗が掲げられると「国民が喜べない」と不満を表明。ジョンソン下院議長が、議会周辺では就任式が行われる20日に限って国旗を通常通り掲げることを決めていました。
一方、トランプ氏はカーター元大統領に弔意を示すため、21日から28日までは半旗に戻すよう、公共機関に命じています。