中谷大臣、海自の射撃場付近の山林火災で陳謝「大変申し訳なく思っている」　防衛省は事故調査委員会を設置

中谷防衛大臣は、広島県江田島市で海上自衛隊の訓練中に発生した火事について、「多大なご迷惑をおかけしたことを大変申し訳なく思っている」と陳謝しました。

中谷防衛大臣
「自衛隊の射撃場が火元となりまして、周辺住民の皆様をはじめとして、多大なご迷惑をおかけしたことを大変申し訳なく思っております」

中谷大臣は、今月17日に広島県江田島市の海上自衛隊・長浜射撃場付近で発生した山林火災について、自衛隊の訓練が火元となったことを事実上認め、きょうの会見で陳謝しました。

海上自衛隊の爆破訓練中に射撃場付近の山林に火が燃え移ったとみられていて、およそ30ヘクタールが焼けたほか、近くの特別養護老人ホームの利用者など150人が一時避難していましたが、火事はきのう鎮火しました。

中谷大臣は、火事の原因や訓練当時の状況について「消防や警察の調査に協力している」としたうえで、佐世保地方総監部に事故調査委員会を設置し、「原因究明に努める」と述べました。