台湾の海上保安当局は、中国海警局の船舶が金門島付近の制限水域に進入したと発表しました。中国側は「法に基づいた正常なパトロールだ」と主張しています。
台湾で沿岸警備を担当する「海巡署」によりますと、日本時間の21日午前8時ごろ、台湾が実効支配する金門島周辺の制限水域に中国海警局の船舶4隻が進入したということです。
海巡署は引き返すよう呼びかけ、中国側の船舶はおよそ5時間後に制限水域の外に出たということです。海巡署によると、去年以降、金門島付近で中国海警局の船舶が確認されたのは56回に及ぶということです。
一方、中国海警局は21日に金門島付近でパトロールを行ったと発表。「法に基づいた正常なパトロールだ」と主張し、今後も管理を強化するとしています。