アメリカのトランプ大統領は22日、就任関連行事の場で自身に少数者への慈悲を諭した司教について、「不適切な発言」をしたとして謝罪を要求しました。
トランプ大統領のSNS投稿
「彼女はとても無礼な方法で自分の教会を政治の世界に持ち込んだ。自らの仕事に向いていない!彼女と教会は国民に謝罪しなければならない!」
トランプ大統領は21日に開かれた就任関連行事の礼拝で、トランプ政権の政策に不安を感じている移民や性的マイノリティに「慈悲の心を持つように」と諭したマリアン・ブッデ司教について、自身のSNSでこのように批判しました。
さらに、「司教は急進左派の強硬なトランプ嫌いだった」と主張しています。
ブッデ司教は礼拝の場で「移民の大多数は犯罪者ではない」などとも話しましたが、トランプ氏は「私たちの国に入り、殺人を犯した大量の不法移民に言及しなかった」と批判を重ねました。